2021年8月8日(日)アジャラカモクレンテケレッツのパー(8月4日にメール通信で配信した内容がもとになっています。) 秋の学会の日程が告知されて、誰がどの学会を担当するかを考える時期になりました。リアルに会えるということはないので、どうも積極的な参加という気持ちにはなりにくいです。シンポジウムしか行われない場合、ついでに出版社のバーチャルなブースに寄ってくれる可能性はとても少ないでしょう。今回の社会言語科学会のシンポジウム「リフレクティブな共在の仕方」は、フィールドインタラクションのシリーズやこれから出る言語とコミュニケーション研究会(伝先生たち主催)のシリーズと関わりがありますが、どう補助線を引いたら、関心を持ってくれるのでしょう。誘因的な要素はあるのだろうか。その場でリアルにあれば、関連付けることはできても、リモートだと誘導線を引けない。どうしようにも手が出ない気持ち。そういう心持ちだと決めるのも億劫になってしまい、放っておくと申し込みも忘れてしまいますので、とりあえずは、担当を決めて、申し込みができるのか、出版社の参加は想定されているのかを調べて、申し込みを開始しないといけないところです。参加するといっても、Zoomであったり、リアルではないとブースに来てもらうということがたいへんです。お客さんが来ない状態で1日2日と待機しているのも、何をするわけではないのに疲れます。積極的に出て行くべきと思いますが、どうもなかなか上手く行きません。事前にどんな発表があるのかをちゃんと調べて、発表を聞いて、コメントを送るということをどんどんするべきか。1つの学会で5つは発表を聞いて、その内、2つ以上の発表にコメントを送るということを自分に義務にしましょうか。社員も、この秋に5人以上の方にコメントを送るということを仕事にしましょうか。こっちから、出張っていかないとこの時代に出会うこともできないでしょう。 さて、お知らせです。Facebookの中にひつじ書房のページを作りました。 脈絡がありませんが、私は歌手の米津玄師の「死神」に注目しています。米津は、時々、和風のことばを使って暗い唄を作りますが、それが面白いです。私は実は密かに三味線でカバーしてYouTubeにアップしています。(よかったら「米津玄師 死神 三味線 爪弾きによるカバー」で検索してみて下さい。)「死神」の曲には「悪銭抱えどこへ行く」「義理も糸瓜もねえ」「渡りに船」とかそういうことばがでてきます。この「死神」は、落語の「死神」を使っているわけですが、とても面白いです。世間的にはあまり言われていないと思いますが、今現在、2021年の夏で考えると死神は、当然、人の命を奪って、あの世に連れて行くコロナウイルスのことでしょう。死神の話は、主人公が寿命が見えるのでそれで儲けて、最後は寿命が付きそうな人を勝手に助けてしまって、悪銭を稼いで、それを死神に見つけられて、最後に自分の寿命が尽きかけて、寿命のロウソクが消えかけているところで、長いロウソクに自分の火を付け替えようとして、火を消してしまう話しです。コロナ禍の中、われわれは寿命をもてあそんでいるんじゃないのか、それで悪銭稼いでるんじゃないかということじゃないか。死神を追い払う呪文のアジャラカモクレンテケレッツのパーというのもでてきます。「死神」のPVには米津が落語家姿ででてきますが、最後に死神に火をふっと吹き消されてしまいます。これは立川談志のオチと同じです。 話しが変わりますが、今年から研究成果公開促進費などの科研の申請の日程が一月早くなっています。オープンオフィスをやっていますので、なるべく、早くにご相談下さい。あるいは来年とかもう少し先とお考えの方もご相談下さればと思います。何人かで研究会を続けていて、数年たったら、まとめたいので相談にのってほしいというのでもいいと思います。コロナ禍の中、物事は停滞気味だと思いますが、何人かあつまって研究を発信するということで研究の状況を打開するというふうに考えても良いのではないかと思います。 ---------- 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次・番外編 ホットケーキ巡礼の旅 日誌の目次へ
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