第42回メディアとことば研究会 日時:12月7日(土)15時〜17時 利用会場:早稲田大学11号館の812号室 発表者名:Peter Backhaus氏 (早稲田大学教育学部 准教授) タイトル:「今夜にでも会えませんか♪」:逆援スパムメールにおける言葉と性 概要: 本研究は、日本語のスパムメールを対象として、特に男性相手との肉体的関係を求めている女性のふりをした、いわゆる「逆援メール」に注目する。2009年から2012年にかけて、2000通以上のスパムメールを収集し、電子検索可能のコーパスを作った。発表では、逆援メールの基本的な特質を描き出した上、次の3質問に取り組むことにする。 1.性的タブーは、どのように表現されるか 2.送り手の(偽)女性性は、言葉によってどのように作り出されるのか 3.受信者にメールを開かせる・読ませる・返信させる仕組は何か 全体の目的として、日常的なメディアの一種になってきたスパムメールに対する理解を深めて、そこに潜む言葉と性の「特別な関係」をより明確にしたい。 【発表レジュメ(Pdf)】 |