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過去の記事一覧
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並行世界への招待:現代日本文学の一断面| 第2章 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』──並行世界は何…
現実世界への順応 前回は、柄谷行人『探究Ⅱ』における「単独性」の議論を取り上げ、そこで展開された現実世界と可能世界の質的な異なりが、たとえ論理的に正し…
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芥川賞作品を読む|第3回 遠藤周作『白い人』(第三十三回 1955年・上半期)|重里徹也・助川幸逸郎…
評論家の類型的な物語助川幸逸郎 今回は、遠藤周作の『白い人』にアプローチします。重里さんはつねづね、この作品を「通俗的」とおっしゃっています。…
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芥川賞作品を読む|第2回 石原慎太郎『太陽の季節』(第三十四回 1955年・下半期)|重里徹也・助川…
動物の生態を描いた小説助川幸逸郎 石原慎太郎の『太陽の季節』は、芥川賞をメジャーにするのに貢献したとさえいえる作品です。それぐらい、当時、話題…
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並行世界への招待:現代日本文学の一断面|
第1章 柄谷行人『探究Ⅱ』──こ… 本連載が書籍になりました。連載の内容に大幅な加筆をしての書籍化です。ぜひご覧ください。並行世界の存在論 現代日本文学への招待加藤夢三著ISBN …
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おのはん!|第26回 今回のオノマトペ:「こねこね」|平田佐智子
読者の皆様、こんにちは。あなたのオノマトペハンター(?)です。非常事態が宣言されたり解除されたりで慌ただしい今日この頃ですが、皆様おうちでいかがお過ごしでしょう…
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芥川賞作品を読む|第1回 石川達三『蒼氓』(第一回 1935年・上半期)|重里徹也・助川幸逸郎
前文「芥川賞」という言葉は独特な響きを持った言葉です。日本で最も有名な文学賞で、あこがれや栄光を思い浮かべて口にする人もいれば、日本文学を取…
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古代エジプト語のヒエログリフ入門:ロゼッタストーン読解|第18回 ロゼッタストーンを読む前の復習:表…
18.1 表語文字のおさらい前回はロゼッタストーンで実際に出てくる例を見ながら表音文字のおさらいをしました。今回は、おなじように表語文字…
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認知文法の思考法|第7回 経験がことばに命を吹き込む|町田章
はじめに前回、有限の知識から無限の表現を生み出す最もポピュラーな方法として言語をある種の記号演算操作と見なせばよいということを紹介しました。そして、この考え…
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第14回 日本語教育に関わる二つの流れをどう考えるのか|田尻英三
★この記事は、2020年4月7日までの情報を基に書いています。★2020年5月14日に佐々木倫子さんのご指摘で障がい者の記述の箇所を修正しました。紙…
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認知文法の思考法|第6回 心の中のマトリョーシカ|町田章
はじめにこれまでの連載で、生成文法が掲げているプラトンの問題とそれに対する認知文法の考え方を一つ一つ見てきました。残すは、有限から無限を生み出す表現の生成の…