ひつじ書房 小劇場演劇とは何か 後藤隆基編 ひつじ書房 小劇場演劇とは何か 後藤隆基編
2022年3月刊行

小劇場演劇とは何か

後藤隆基編

定価3600円+税 A5判並製カバー装 256頁

ISBN978-4-89476-972-4

装丁 コバヤシタケシ(SURFACE)

Thinking of the Little Theatre Drama and its Era
Edited by Goto Ryuki

ひつじ書房


【内容】
近代日本演劇史に〈小劇場演劇〉を位置づけ、その流れを辿る。さらに歴史的観点とともに、現在においてどのような劇団がどのような活動をしているのか、現代の小劇場演劇の諸相についても考察する。また、日本に留まらず世界の小劇場演劇の様相についても概説し、総合的に小劇場演劇について理解を深めることができる一冊。執筆者:石川巧、梅山いつき、加藤敦子、後藤絢子、後藤隆基、嶋田直哉、高萩宏、仲田恭子、中村邦生、新野守広、早船聡、日置貴之、堀切克洋、松本和也

【目次】

 まえがき

I 〈時代〉からみる小劇場演劇

第1章 近代日本演劇史における〈小劇場演劇〉の位相 後藤隆基
第2章 アングラ演劇とその時代 梅山いつき

II 小劇場演劇の諸相

第3章 回想の遠近法、転形劇場と太田省吾と 中村邦生
第4章 クニのレキシを語ること—野田秀樹『贋作・桜の森の満開の下』を読む 嶋田直哉
第5章 “3・11”以後の寓話/フィクション—チェルフィッチュ『現在地』(作・演出=岡田利規) 松本和也
第6章 読解と翻訳—木ノ下歌舞伎試論 日置貴之
第7章 演劇批評の「死滅」に抗うために—一九九〇年代以降の国内的/国際的文脈を振り返って 堀切克洋
コラム 地域の演劇コミュニティを渡る 仲田恭子

III 世界の小劇場演劇

第8章 ドイツ語圏と日本の小劇場演劇 近代劇の原点と同時代性のゆくえ 新野守広
第9章 韓国の小劇場演劇 加藤敦子
コラム 過去と未来をつなぐ演劇 後藤絢子

IV シンポジウム

シンポジウム 小劇場演劇の現在・未来 高萩宏/早船聡/嶋田直哉/後藤隆基 石川巧(司会)



   


【編者紹介】
後藤隆基(ごとう りゅうき)
1981年、静岡県生まれ。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館助教。日本近現代演劇・文学・文化。著書に『高安月郊研究—明治期京阪演劇の革新者』(晃洋書房、2018)、編著に『ロスト・イン・パンデミック—失われた演劇と新たな表現の地平』(春陽堂書店、2021)など。


ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。 書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ