日本語語用論フォーラム 2 加藤重広・滝浦真人編 日本語語用論フォーラム 2 加藤重広・滝浦真人編
2017年12月刊行

日本語語用論フォーラム 2

加藤重広・滝浦真人編

装丁 中野豪雄+川瀬亜美(株式会社中野デザイン事務所)

A5判並製  定価4,400円+税

ISBN 978-4-89476-878-9

ひつじ書房

Japanese Pragmatics Forum 2

Edited by Shigehiro Kato and Masato Takiura

【内容】

日本語研究と語用論研究が通い合う広場(フォーラム)となることを目指して編まれたシリーズの第2巻。語用論の研究は、多様な領域と接触しながら、新たな研究テーマとその成果が生み出されていくとき、最も活性化した姿を見せるだろう。本書は、各領域の第一線で活躍する研究者や新進気鋭の研究者の最も新しい論考を捉えた、熱い論文集である。




【目次】

『日本語語用論フォーラム』刊行にあたって
まえがき


日本語副助詞の統語語用論的分析
加藤重広

比喩を導入する構文としての直喩の語用論的機能
小松原哲太

「させていただく」という問題系―「文法化」と「新丁寧語」の誕生
椎名美智

談話構造の拡張と構文化について―近現代日本語の「事実」を中心に
柴﨑礼士郎

談話理解に伴う脳波の解析を通したコソア機能区分の試み
時本真吾

現実世界の対象を表さないソの指示―歴史的変遷をとおして
藤本真理子

丁寧体における疑いの文―複数のコーパスにおける「かね」「でしょうか」の現れ方
野田春美

事例語用論Exemplar Pragmatics の試み―刹那が過去に取り込まれるとき
吉川正人


執筆者紹介
あとがき



【編者】
加藤重広(かとう しげひろ)
北海道大学・大学院文学研究科教授
主な著書:『日本語語用論のしくみ』(研究社、2004)、『日本語統語特性論』(北海道大学出版会、2013)など。

滝浦真人(たきうら まさと)
放送大学教養学部大学院文化科学研究科教授
主な著書:『ポライトネス入門』(研究社、2008)、『日本語は親しさを伝えられるか』(岩波書店、2013)など。

【執筆者】
加藤重広、小松原哲太、椎名美智、柴﨑礼士郎、時本真吾、野田春美、藤本真理子、吉川正人


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