公開講座 多文化共生論 公開講座 多文化共生論 米勢治子・ハヤシザキカズヒコ・松岡真理恵 編
2011年2月

公開講座 多文化共生論


米勢治子・ハヤシザキカズヒコ・松岡真理恵 編

装丁者 上田真未

A5判並製 定価2,800円+税

ISBN 978-4-89476-523-8

ひつじ書房

浜松学院大学が実施した文部科学省委託事業「多文化共生社会の構築に資する日本語教員養成プログラム」の一環として行なった公開講演会の記録である。日本人住民と外国人住民との共生を考え、多文化共生社会を担う子ども達の未来を考えることは、日本社会を見直すことにほかならない。その学問領域は、周辺領域も含め多岐にわたる−社会学、法律学、教育学、言語学、心理学など、それぞれの領域の研究者、実践者、当事者が「今」を伝える。


目次

まえがき
第1章 多文化共生社会に向けて—国と自治体の役割を中心に(山脇啓造)
第2章 産業からみる多文化共生—請負業と外国人労働者(丹野清人)
第3章 日本人の日本人による日本人のための日本語?
    —日本語・国語教育をといなおす(ましこ・ひでのり)
第4章 ヨーロッパの移民政策に学ぶ—統合と排斥の歴史(宮島喬)
第5章 新しい世代が変えていく社会—多文化共生が目指すもの(アンジェロ・イシ)
第6章 外国人の法律相談の現場から—国境を越える労働者(名嶋聰郎)
第7章 難民と歩む社会を目指して(中尾秀一)
第8章 外国人の子どもたちの学力保障を考える(志水宏吉)
第9章 在日コリアンの歴史と多文化共生の地域作り(裵重度)
第10章 外国人の子どもの高校進学支援と居場所作り
    —「たぶんかフリースクール」の経験から(王慧槿)
第11章 世界の移民受け入れ最新事情ー外国人の市民兼の国際比較(近藤敦)
第12章 外国人生徒のためのカリキュラム作りから見えること(柿本隆夫)
第13章 多民族社会ニッポンの今(陳天璽)
第14章 多文化時代のこころの支援(阿部裕)
第15章 ボランティアの強みを生かすには?(早瀬昇)
パネルディスカッション
    地域日本語教育支援事業のダイナミズムと展望
    —浜松学院大学の「プログラム」から見えてきたこと

【編著者紹介】

編者:米勢治子(愛知県立大学非常勤講師)
   ハヤシザキカズヒコ(福岡教育大学准教授)
   松岡真理恵(浜松国際交流協会)
著者:山脇啓造/丹野清人/ましこ・ひでのり/宮島喬/アンジェロ・イシ
   名嶋聰郎/中尾秀一/志水宏吉/裵重度/王慧槿/近藤敦/柿本隆夫
   陳天璽/阿部裕/早瀬昇




『公益法人』2011年5月号で紹介されました。
公益法人協会


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