ひつじ書房 古典文学にとって会話文とは何か 半沢幹一著 ひつじ書房 古典文学にとって会話文とは何か 半沢幹一著
2025年5月刊行予定

古典文学にとって会話文とは何か

半沢幹一著

定価5,200円+税 A5判上製カバー装 320頁

ISBN978-4-8234-1292-9

装丁 奥定泰之

What is a Conversational Text for Classical Japanese Literture?
Hanzawa kan’ichi

ひつじ書房



【内容】

地の文中心に捉えられてきた、日本の古典文学における文章・文体史において、会話文による表現はどのように位置付けられるか。その問題意識から、個別にしか取り上げられることのなかった会話表現について、上代の古事記から近世の雨月物語まで、ジャンルと時代の異なる12の作品を取り上げ、会話文の定量的・定性的な調査から、それぞれの特徴を明らかにすることを通し、全体として会話表現史なるものが成り立つか、検討を試みた。



【目次】

まえがき

序章 

第1章 古事記 

第2章 日本霊異記 

第3章 土左日記 

第4章 竹取物語

第5章 伊勢物語 

第6章 和泉式部日記 

第7章 堤中納言物語 

第8章 平治物語 

第9章 徒然草 

第10章 世間胸算用 

第11章 おくのほそ道

第12章 雨月物語 

終章 

付章 古今集 

あとがき 

小見出し語彙分類索引 



【著者紹介】
半沢幹一(はんざわ かんいち)
1954年、岩手県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。共立女子大学名誉教授。表現学会顧問。専門は日本語表現学。主な著書:『村上春樹にとって比喩とは何か』(ひつじ書房、2025年)、『方言のレトリック』(ひつじ書房、2023年)、『直喩とは何か』(編著、ひつじ書房、2023年)、『語りの喩楽』『題名の喩楽』『表現の喩楽』(明治書院、2022、2018、2015年)、『文体再見』(新典社、2020年)、『言語表現喩像論』(おうふう、2016年)など。


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