ひつじ書房 未来の図書館 図書館笑顔プロジェクト著 ひつじ書房 未来の図書館 図書館笑顔プロジェクト著
2024年10月刊行

未来の図書館

調査する住民の求める情報環境の整備

図書館笑顔プロジェクト著

定価2,400円+税 A5判並製カバー装 160頁

ISBN978-4-8234-1223-3

装丁者 三好誠(ジャンボスペシャル)

The Library in the Future: A Citizen's Research Perspective
Library Smile Project

ひつじ書房



【内容】
「調査する住民」は、地域や社会に建設的・批判的に参画する。そして家庭・学校・職場での日常生活も、住民自身による課題設定や、その解決に役立つ調査スキルを要求する知的営為そのものである。本書は、そんな住民と共創する図書館のあるべき姿と未来を構想し、商用データベースへのリモートアクセス、情報リテラシー支援と地域資料のデジタル化を提案した。座談会のテーマは「図書館の笑顔」。読者各位もそこで自分だけの「笑顔」を発見してほしい。

【目次】
はじめに

第1章 未来の図書館─調査する住民の立場から
要旨
1. 背景と目的
2. 先行研究による未来
2.1 図書館に関する雑誌特集
2.2 議論のための戦後の図書館の流れ
2.3 未来の図書館を考える枠組み
3. 利用者の立場からの未来
3.1 図書館利用者アンケート
3.2 授業グループワークでの図書館への期待
4. 未来の図書館
4.1 5つの提案
4.2 今後の課題
第1章 補足
 未来の図書館への新たな展開
 図書館運営の改善
 調査する住民と生涯学習

第2章 公立図書館におけるリモートアクセスでの商用データベース提供の展望
要旨
1. はじめに
2. 使命としてのリモートアクセス
2.1 自宅からのDB利用
2.2 電子資料のメディア特性
2.3 公立図書館の役割
3. 商用DB提供の現状と課題
3.1 商用DB導入の先行研究
3.2 商用DB提供の現状調査
4. 商用DB来館利用の現状と課題
4.1 商用DB提供方式の変遷
4.2 商用DB利用の阻害要因
4.3 商用DB利用の阻害要因の分析
5. 商用DBリモートアクセスの現状と課題
5.1 リモートアクセス導入の先行研究
5.2 DB提供者ヒアリング
5.3 「DB金脈は固い!」
6. リモートアクセスでの商用DB提供の展望
第2章 補足
 日常でのDB利用
 商用DBにおける新聞等の提供と有用性

第3章 公共図書館における情報リテラシー支援と地域資料のデジタル化
要旨
1. はじめに
2. 調査する住民
3. 情報リテラシー支援
4. 地域資料のデジタル化
5. 重点サービスの提案
6. おわりに
第3章 補足
 情報リテラシー支援
 個人宅での情報環境の構築支援
 地域資料の拡張によるサービス拡大・転換
 事例:引越し先の散歩と図書館

第4章 座談会
なぜ、私たちは「図書館笑顔プロジェクト」を始めたのか
そもそも図書館とは何か
図書館では「未知なる自分」を発見することができる
図書館の笑顔は、「人と人との出会い」から生まれる
図書館の「笑顔」を消すもの、生み出すもの
私たちがつくる「図書館の笑顔」
私が好きな「図書館の笑顔」
図書館に来なくなった人

あとがき
初出
図書館笑顔プロジェクトのメンバー略歴
索引



【著者紹介】
図書館笑顔プロジェクト
代表:長谷川豊祐(はせがわ とよひろ)
畠山珠美(はたけやま たまみ)
上田直人(うえだ なおと)
井出浩之(いで こうじ)
福島雅孝(ふくしま まさたか)
松島茂(まつしま しげる)




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