ひつじ書房 話題別コーパスが拓く日本語教育と日本語学 話題別コーパスが拓く日本語教育と日本語学 中俣尚己編
2023年12月刊行

話題別コーパスが拓く日本語教育と日本語学

中俣尚己編

A5判並製カバー装 定価3000円+税 280頁

ISBN978-4-8234-1194-6

装丁 三好誠(ジャンボスペシャル)

ひつじ書房

Japanese Topic-Oriented Conversation Corpus: A New Field of Japanese Linguistics and Japanese Language Education
Edited by NAKAMATA Naoki



【内容】
「ている」は食の話題よりも、ドラマ、アニメ、動画などの話題を話している時に多く出現する。間投助詞の「さ」は話題が難しくなると出現頻度が高まる。本書はこれまで扱われてこなかった「話題」に注目し、「話題の言語学」を開拓しようという挑戦である。編者らが構築した言語資源の解説と、日本語教育・日本語学の観点からの論考を収録。
執筆者:石川慎一郎、太田陽子、加藤恵梨、小口悠紀子、小西円、澤田浩子、清水由貴子、建石始、中俣尚己、橋本直幸、堀内仁、森篤嗣、山内博之


【目次】
まえがき

第1部
『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』と『話題別日本語語彙表』


プロジェクトの紹介と本書の構成
中俣尚己

『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』の解説
中俣尚己・太田陽子・加藤恵梨・澤田浩子・清水由貴子・森篤嗣

『話題別日本語語彙表』の解説
中俣尚己・小口悠紀子・小西円・建石始・堀内仁

話題別コーパスの独自性
話題と話者の関係を考える
石川慎一郎

第2部
話題と言語現象


話題と無助詞現象
清水由貴子

話題による「まあ」の使用傾向
加藤恵梨

話題・地域による自問発話の使用傾向
小西円

話題と助詞の出現頻度
間投助詞「さ」に注目して
中俣尚己

地域・性別によるオノマトペの使用傾向
太田陽子

第3部
話題と日本語教育


話題精通度と言語表現の出現傾向の関係
森篤嗣

日本語教材における話題の分布と難易度
橋本直幸

話題と統語的複雑さ
堀内仁

話題は類義語分析に使える
建石始

J-TOCC と『話題別日本語語彙表』を活用したタスクベースの日本語指導
小口悠紀子

話題を制する者は日本語教育を制す
山内博之

編者・執筆者紹介


【編者紹介】
中俣尚己(なかまた なおき)
大阪大学国際教育交流センター准教授
主な著書・論文―『日本語教育のための文法コロケーションハンドブック』(くろしお出版、2014)、『「中納言」を活用したコーパス日本語研究入門』(ひつじ書房、2021)など。


[お詫び]
本書におきまして、以下の間違いがありました。お詫びして訂正いたします。
p.134 8行目
誤 J-TOCC全体、15話題に
正 「旅行」と「日本の未来」の2話題に

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