ひつじ書房 一語から始める小さな日本語学 金澤裕之・山内博之編 ひつじ書房 一語から始める小さな日本語学 金澤裕之・山内博之編
2022年8月刊行

一語から始める小さな日本語学

金澤裕之・山内博之編

定価2600円+税 A5判並製カバー装 272頁

ISBN978-4-8234-1148-9

装丁 三好誠(ジャンボスペシャル)

Small Japanese Linguistics: Starting from a Single Word
Edited by Kanazawa Hiroyuki and Yamauchi Hiroyuki

ひつじ書房


【内容】
「わーい」はいかにも話し言葉だが、実際に「わーい」と発話することはほとんどない。それはなぜなのか……。本書には、このような問題意識から出発し、一語にこだわった分析を行う17本の論文が収録されている。ネタ・素材に触れた時の発想・着想がとても重要で、一方、論証は最小限でよい。これが、本書の提案する「小さな日本語学」である。

執筆者:岩田一成、奥野由紀子、加藤恵梨、金澤裕之、小口悠紀子、小西円、嶋ちはる、建石始、田中祐輔、中石ゆうこ、中俣尚己、橋本直幸、本多由美子、茂木俊伸、森篤嗣、栁田直美、山内博之

★「はじめに」を公開しています。
 HTMLPDF

★執筆者のひとり、中俣尚己先生が、論文紹介の動画を作ってくださいました!
https://youtube.com/shorts/cByJKeCzC_s?feature=share


■書評が掲載されました
『計量国語学』34巻1号(2023年6月)
評者:清水由貴子


【目次】

はじめに
山内博之

第1部 日常のやりとりから
「わーい」っていつ使う?
小西円

もう3杯でもひょっひょっひょって感じ。
小口悠紀子

私、現国すごい苦手で、それこそセンター試験の小説のセクションとか
栁田直美

第2部 学生とのやりとりから
教授のおっしゃるとおりです。
山内博之

大学生って生徒なの?
建石始

夏休みにアルバイトを始める子が増加する。
本多由美子

第3部 日本語学習者とのやりとりから
母は親切です。
加藤恵梨

どうぞよろしく。
田中祐輔

愛ってやっぱ難しいじゃないですか
奥野由紀子

あんばい、どうですか?
嶋ちはる

第4部 趣味の中から
さっくり混ぜる
橋本直幸

「ヘイトを稼ぐ」から「ヘイトを買う」へ
中俣尚己

「どんな週末でしたか?」「ええと、いろいろです……」
岩田一成

第5部 副産物いろいろ
きっかり10時
中石ゆうこ

「考えを深めましょう!」「え、どうやって…?」
森篤嗣

まさにジャスト
茂木俊伸

選手たちのたゆま(    )努力
金澤裕之

あとがき
金澤裕之



   


【編者紹介】
金澤裕之(かなざわ ひろゆき)
目白大学外国語学部教授、横浜国立大学名誉教授
主な著書・論文―『留学生の日本語は、未来の日本語―日本語の変化のダイナミズム』(ひつじ書房、2008)、『日本語の乱れか変化か―これまでの日本語、これからの日本語』(ひつじ書房、2021、共編)など。

山内博之(やまうち ひろゆき)
実践女子大学文学部教授
主な著書・論文―『プロフィシェンシーから見た日本語教育文法』(ひつじ書房、2009)、『[新版]ロールプレイで学ぶ 中級から上級への日本語会話』(凡人社、2014)など。


ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。 書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ