ひつじ書房 昭和の文学を読む 内向の世代までをたどる 外村彰編
2022年4月刊行
昭和の文学を読む
内向の世代までをたどる
外村彰編
定価2000円+税 A5判並製カバー装 296頁
ISBN978-4-8234-1138-0
装画 萱島雄太
Read Showa Period Literature: Trace the Introverted Generation
Edited by Tonomura Akira
ひつじ書房
【内容】
「昭和」の時代を1927年から1970年まで、象徴的に区切って全11章に仕立てた文学史のテキスト。各章の冒頭では読者に向け、当該の時代・社会状況から作品の解釈、あるいは文学者個人の動向までを絡めたいくつかの「問い」を提示した。また各章の後半には小説・童話・詩歌などを収録。文学史の学びプラス文学講読にも役立つよう編集をした書である。執筆者:外村彰、橋本正志、辻本千鶴、田村修一、楠井清文、福田涼、島田龍、古澤夕起子、藤原崇雅、東口昌央
【目次】
まえがき
編集覚書
第一章 昭和戦前期を俯瞰する
収録作 愛撫 梶井基次郎
交尾 梶井基次郎
第二章 モダニズムの文学
収録作 鮎 川端康成
第三章 戦時下の文学
収録作 麦と兵隊(抄) 火野葦平
第四章 〝外地〟文学と紀行文
収録作 マレー蘭印紀行(抄) 金子光晴
第五章 大衆文学と演劇
収録作 宮本武蔵(抄) 吉川英治
炎の人(抄) 三好十郎
第六章 戦前詩と戦後詩 現代詩の系譜
収録作 詩 14篇 萩原朔太郎 ほか
第七章 短歌と俳句
収録作 短歌 20首 前川佐美雄 ほか
俳句 20句 種田山頭火 ほか
第八章 昭和の児童文学
収録作 狐 新美南吉
第九章 戦後派と無頼派
収録作 眉山 太宰治
第十章 第三の新人
収録作 影法師(抄) 遠藤周作
第十一章 〝現代〟の文学へ 内向の世代
収録作 自転車 阿部昭
ブックガイド
出典一覧
執筆者紹介
【編者紹介】
外村彰
(とのむら・あきら)
一九六四年滋賀県生。安田女子大学教授。博士(文学)。著書に『犀星文学 いのちの呼応—庭といきもの』(鼎書房、二〇一二年十一月)ほか。
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