ひつじ書房 感動詞研究の展開 友定賢治編
2022年3月刊行
ひつじ研究叢書(言語編) 第182巻
感動詞研究の展開
友定賢治編
定価6800円+税 A5判上製函装 352頁
ISBN978-4-8234-1065-9
ブックデザイン 白井敬尚形成事務所
Expansion of researches concerning interjections
Edited by Tomosada Kenji
ひつじ書房
【内容】
『感動詞の言語学』(ひつじ書房 2015)に次ぐ2冊目の感動詞論文集。感動詞化のメカニズムの対照研究、「おっと」「えーと」など「と」系感動詞の意味・用法、役割語における感動詞、日本語学習者の応答表現、など感動詞研究の広がりと深化を示す論文で構成されている。感動詞の魅力と研究の可能性が感じられる一冊。執筆者:井上優、金田純平、金水敏、小林隆、定延利之、冨樫純一、友定賢治、中西太郎・林青樺、仁科陽江、野田尚史、森山卓郎、楊虹、羅希、劉伝霞・有元光彦
【目次】
はじめに
I 感動詞とは
感動詞と現場依存性(定延利之)
感動詞化のメカニズムについての対照研究(仁科陽江)
II 感動詞の意味・用法
感動詞としての「マジ」と「ホント」(森山卓郎)
「と」系感動詞の意味・用法 「おっと」「えーと」を中心に(冨樫純一)
III 感動詞と文構成
日本語呼びかけ詞の文構成上の特徴(金田純平)
IV 談話の中の感動詞
中国語天津方言の感動詞「ei」の記述に基づく一考察(羅希)
日本語会話の二連鎖感動詞類に関する予備的考察(劉伝霞・有元光彦)
日本語学習者の応答表現の運用(野田尚史)
初対面会話における感動詞「へー」「えー」の分析 中国語との対照から(楊虹)
日本語と中国語の情報受容の表現(井上優)
V 感動詞の地理的変異
感動詞(応答詞)方言の研究 「へえ」を中心に(友定賢治)
感動詞の性格の地域差 何のためにどう驚くか(小林隆)
VI 感動詞研究の広がり
役割語における感動詞(金水敏)
あいさつ表現の言語類型論に向けて 日台あいさつ表現の比較を通して(中西太郎・林青樺)
索引
執筆者一覧
【編者紹介】
友定賢治
(ともさだ けんじ)
1948年生まれ。県立広島大学名誉教授。日本語学・方言学。 『感動詞の言語学』(編著、ひつじ書房、2015)、「対称詞の間投用法と文末用法の西日本分布について」(『感性の方言学』ひつじ書房、2018)、「感動詞の変化研究とその課題」(『方言の研究』第5号、ひつじ書房、2019)
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