ひつじ書房 塩一升の運(ましゅ いっしゅーぬ くれー)松村雪枝・田中美保子・山本史・横山晶子 ひつじ書房 塩一升の運(ましゅ いっしゅーぬ くれー)松村雪枝・田中美保子・山本史・横山晶子
2022年1月刊行

みる・よむ・きく 南の島ことば絵本—沖永良部島—

塩一升の運
(ましゅ いっしゅーぬ くれー)

松村雪枝・田中美保子・山本史・横山晶子

定価1600円+税 A4判縦上製カバー装 44頁

ISBN978-4-8234-1053-6

絵・ブックデザイン 山本史

The True Value of a Sho of Salt

Yukie Matsumura, Mihoko Tanaka, Fumi Yamamoto, Akiko Yokoyama




シリーズ「みる・よむ・きく 南の島ことば絵本」【全4冊】


子どもたちが大人になったときにもしまのことばが聞こえる世界を残すために…
島に伝わる昔話を再録した島ことば絵本です。
この絵本は、消滅危機言語の継承保存をしながら、そのしくみをつくっていくプロジェクト「言語復興の港」がクラウドファンディングで支援を募り、ひつじ書房より刊行したものです。ご支援いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

『ディラブディ』(与那国島)
『星砂の話 (ふしぬ いんのぬ はなし)』(竹富島)
『カンナマルクールクの神(カンナマルクールクぬ かむ)』(多良間島)
『塩一升の運(ましゅ いっしゅーぬ くれー)』(沖永良部島)



【内容】

沖永良部島で古くから伝わる昔話。沖永良部語(2つの方言を収録)の朗読音声と詳しいことばの解説付き。
浜辺で長者がうたた寝していると、神様たちの話し声が聞こえてきた。集落で生まれた赤ん坊に運命を授けに行くという。女の子には塩一升の運、男の子には竹一本の運が授けられた。二人はやがて夫婦になるが、ある事がきっかけで夫が妻を追い出してしまう。数年後再会した二人はすっかり命運が分かれていて…。言葉と語りの多様性を感じられる絵本です。総ルビ。昔話の解説:中脇初枝(作家)

【著者紹介】

再話[上平川方言]松村雪枝(えらぶ郷土研究会会員、知名町文化財保護審議会委員、酔庵塾)
再話[国頭方言]田中美保子(和泊幼稚園元教諭)
絵・ブックデザイン 山本史(京都市立芸術大学)
聞き取り・共通語訳・ことばの解説 横山晶子(日本学術振興会特別研究員、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
企画・制作 言語復興の港
「言語復興の港」は、消滅危機言語の継承保存をしながら、そのしくみをつくっていくプロジェクトです。地域言語の研究者、作家、デザイナーなどの人的リソース、ことばを楽しみながら学べる地域言語コンテンツ、これらの制作と利用の経験を地域言語コミュニティと共有し、地域言語コミュニティがじぶんたちで地域言語を残すことができるようなしくみを目指しています。 ホームページ https://plrminato.wixsite.com/webminato/

『塩一升の運』の正誤表について



本文中に誤りがありました。
ここに訂正し、深くお詫び申し上げます。

お手数でございますが、正誤表をダウンロードしてお使い下さいますようお願い申し上げます。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
【『塩一升の運』正誤表(PDF)】


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