ひつじ書房 中高生のための本の読み方 読書案内・ブックトーク・PISA型読解 大橋崇行著
2021年1月刊行
中高生のための本の読み方
読書案内・ブックトーク・PISA型読解
大橋崇行 著
定価1800円+税 四六判並製 226頁
ISBN978-4-8234-1027-7
ひつじ書房
Booktalks for Young Adult
Ohashi Takayuki
【内容】
中学生、高校生に向けて、本の読みどころや、読むときに有効となる視点などをブックトークの形式で紹介。
「読みたい本がない」「何を読んでいいのかわからない」「先生からすすめられた本は、まじめすぎてつまらない。」という気持ちを持つ人にこそ最適。紹介する本は小説だけでなく、論説文や解説書、マンガなど様々な分野から取り上げ、興味を持った本から手に取れるようになっている。
また、後半部では、さまざまな読書会の進め方や、国語の新学習指導要領とも深く関わるOECDのPISA型読解力を身につけていく上で、読書をどのように活用していけば良いのかについて解説している。
【目次】
はじめに
I ブックトーク読書案内
・1日目
1 時間目|理科(地学)|星と宇宙のストーリー
2 時間目|古典|古典を面白く読むには?
3 時間目|理科(化学)/世界史|コーヒーを飲みながら読みたい本
4 時間目|音楽|ピアノの「音」を表現する
昼休み|図書館に行こう!
5 時間目| 技術/情報|SFの想像力と人工知能(AI)
6 時間目| 美術|美術館のススメ
課外活動|部活、だけじゃない。
・2日目
1 時間目|国語|怪談の作られ方、楽しみ方
2 時間目|理科(生物)|世界を観察する
3 時間目| 倫理/道徳|「大人になる」ってどういうこと?
4 時間目|現代社会|近くて、知らない場所
昼休み| 家庭科|和菓子と物語
5 時間目|国語/総合学習|平和について考える
II イベントで読書をしよう ビブリオバトル、読書会、ブックトーク
図書館でイベント!
ビブリオバトル
読書会を開こう
読書会の雰囲気作り
ブックトークをしてみよう
新学習指導要領とPISA型読解力
読解のストラテジー
紹介した本
「月の起源を探る」『国語3』小久保英一郎 光村図書
『カリスマ解説員の楽しい星空入門』永田美絵 筑摩書房〔ちくま新書〕
『星の案内人』上村五十鈴 芳文社〔芳文社コミックス〕
『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治 新潮社〔新潮文庫〕
『初恋彗星』綾崎 隼 KADOKAWA〔メディアワークス文庫〕
『あさきゆめみし』(完全版)大和和紀 講談社〔KCデラックス〕
『暴れん坊少納言』かかし朝浩 ワニブックス〔ガムコミックスプラス〕
『高校生のための古文キーワード100』鈴木日出男 筑摩書房〔ちくま新書〕
『平安女子の楽しい!生活』川村裕子 岩波書店〔岩波ジュニア新書〕
『あかねさす 新古今恋物語』加藤千恵 河出書房新社〔河出文庫〕
『告白予行練習』シリーズ 藤谷燈子・香坂茉里 KADOKAWA〔角川ビーンズ文庫〕
『告白実行委員会』シリーズ 香坂茉里 KADOKAWA〔角川つばさ文庫〕
『プロフェッショナルの習慣力 トップアスリートが実践する「ルーティーン」の秘密』森本貴義 SBクリエイティブ(ソフトバンク新書)
『コーヒー・ルンバ』細川貂々 マガジンハウス
『ツレがうつになりまして。』細川貂々 幻冬舎〔幻冬舎文庫〕
『ツレと私の「たいへんだ!」』細川貂々 文藝春秋
『コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか』旦部幸博 講談社〔ブルーバックス〕
『珈琲の世界史』旦部幸博 講談社〔講談社現代新書〕
『孤独のグルメ』久住昌之原作・谷口ジロー作画 扶桑社
『だがしかし』コトヤマ 小学館〔少年サンデーコミックス〕
『ラーメン大好き小泉さん』鳴見なる 竹書房〔バンブーコミックス〕
『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズ 岡崎琢磨 宝島社〔宝島社文庫〕
『ココロ・ドリップ』シリーズ 中村一 KADOKAWA〔メディアワークス文庫〕
『カフェかもめ亭』村山早紀 ポプラ社〔ポプラ文庫ピュアフル〕
『純喫茶「一服堂」の四季』東川篤哉 講談社〔講談社文庫〕
『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉 小学館〔小学館文庫〕
『のだめカンタービレ』二ノ宮知子 講談社〔Kissコミックス〕
『神童』さそうあきら 双葉社〔アクションコミックス〕
『ピアノの森』一色まこと 講談社〔アッパーズKC〕〔モーニングKC〕
『四月は君の嘘』新川直司 講談社〔講談社コミックス〕
『蜜蜂と遠雷』恩田陸 幻冬舎〔幻冬舎文庫〕
『羊と鋼の森』宮下奈都 文藝春秋〔文春文庫〕
『学校図書館は カラフルな学びの場』松田ユリ子 ぺりかん社(なるにはBOOKS別巻)
『図書館戦争』シリーズ 有川浩 KADOKAWA〔角川文庫〕
『海辺のカフカ』村上春樹 新潮社〔新潮文庫〕
『晴れた日は図書館へいこう』緑川聖司 ポプラ社〔ポプラ文庫ピュアフル〕
『十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない』尼野ゆたか KADOKAWA〔富士見L文庫〕
『夜明けの図書館』埜納タオ 双葉社〔ジュールコミックス〕
『ロボットの脅威 人の仕事がなくなる日』マーティン・フォード著・松本剛史訳 日本経済新聞社〔日経ビジネス文庫〕
『人工知能と経済の未来 2030年来雇用崩壊』井上智洋 文藝春秋〔文春新書〕
『AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組みこまれる人工知能』小林雅一 集英社〔集英社新書〕
『高校生のための ゲームで考える人工知能』三宅陽一郎・山本貴光 ちくまプリマー新書(筑摩書房)
『AI(アイ)のある家族計画』黒野伸一 早川書房
『AIの遺電子』山田胡瓜 秋田書店〔少年チャンピオン・コミックス〕、続編『AIの遺電子RED QUEEN』
『マンガでわかる「西洋絵画」の見かた』池上英洋(監修)まつおたかこ(イラスト) 誠文堂新光社
『西洋美術史入門』池上英洋 筑摩書房〔ちくまプリマー新書〕
『美術館へいこう ときどきおやつ』伊藤まさこ 新潮社
『さよならソルシエ』穂積 小学館〔フラワーコミックスα〕
『楽園のカンヴァス』原田マハ 新潮社〔新潮文庫〕
『ジヴェルニーの食卓』原田マハ 集英社〔集英社文庫〕
『桐島、部活やめるってよ』朝井リョウ 集英社〔集英社文庫〕
『バッテリー』あさのあつこ KADOKAWA〔角川文庫〕
『響け! ユーフォニアム』武田綾乃 宝島社〔宝島社文庫〕
『部活魂!』岩波書店編集部編 岩波書店〔岩波ジュニア新書〕
『とめはねっ! 鈴里高校書道部』河合克敏 小学館〔ヤングサンデーコミックス〕
『部活があぶない』島沢優子 講談社〔講談社現代新書〕
『バンドガール!』濱野京子 偕成社〔ノベルフリーク〕
『1518! イチゴーイチハチ!』相田裕 小学館〔ビックコミックス〕
『日本現代怪異事典』朝里樹 笠間書院
『伽婢子』浅井了意・江本裕(校訂) 平凡社〔東洋文庫〕
『百物語の怪談史』東雅夫 KADOKAWA〔角川ソフィア文庫〕
『怪異を語る 伝承と創作のあいだで』喜多崎親(編) 三元社
『巷説百物語』シリーズ 京極夏彦 KADOKAWA〔角川文庫〕
『鬼談百景』小野不由美 KADOKAWA〔角川文庫〕
『ファーブルの昆虫記』大岡信(訳) 岩波書店〔岩波少年文庫〕
『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 光文社〔光文社新書〕
『マンボウのひみつ』澤井悦郎 岩波書店〔岩波ジュニア新書〕
「生物が記録する科学 バイオロギングの可能性」『国語2』佐藤克文 光村図書
『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦 KADOKAWA〔角川文庫〕
『大学生活マネジメント・ブック』小林実(監修) 旺文社
『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』菅野仁 筑摩書房〔ちくまプリマー新書〕
『おとなになるってどんなこと?』よしもとばなな 筑摩書房〔ちくまプリマー新書〕
『大人になるっておもしろい?』清水真砂子 岩波書店〔岩波ジュニア新書〕
『スガンさんのやぎ』ドーデー作・きしだえりこ訳 偕成社
『思い出の青い丘』ローズマリ・サトクリフ・猪熊葉子訳 岩波書店
『あなたとともに知る台湾』胎中千鶴 清水書院〔歴史総合パートナーズ〕
『真ん中の子どもたち』温又柔 集英社
『流(りゅう)』東山彰良 講談社〔講談社文庫〕
『ビー・バップ・ハイスクール』きうちかずひろ 講談社〔ヤングマガジンコミックス〕
『ろくでなしBLUES』森田まさのり 集英社〔集英社ジャンプコミックス〕
『東京卍リベンジャーズ』和久井健 講談社〔週刊少年マガジンコミックス〕、
『和菓子を愛した人たち』虎屋文庫 山川出版社
『和菓子のアン』坂木司 光文社〔光文社文庫〕シリーズに『アンと青春』
『であいもん』浅野りん KADOKAWA〔角川コミックス・エース〕
『ちいちゃんのかげおくり』あまんきみこ あかね書房
『火垂るの墓』野坂昭如 新潮社〔新潮文庫〕
『夕凪の街 桜の国』こうの史代 双葉社
『この世界の片隅に』こうの史代 双葉社
『花や咲く咲く』あさのあつこ 実業之日本社〔実業之日本社文庫〕
『バッテリー』あさのあつこ KADOKAWA〔角川文庫〕
『NO.6』あさのあつこ 講談社〔講談社文庫〕
『THE MANZAI』あさのあつこ ポプラ社〔ポプラ文庫ピュアフル〕、
『わたしの町は戦場になった シリア内戦下を生きた少女の四年間』ミリアム・ラウィック、フィリップ・ロブジョワ、大林薫(訳) 東京創元社
『平和をつくるを仕事にする』鬼丸昌也 筑摩書房〔ちくまプリマー新書〕
【著者紹介】
大橋崇行
(おおはし・たかゆき)
〈略歴〉
作家、日本近代文学研究。東海学園大学人文学部人文学科准教授。
上智大学文学部国文学科、上智大学大学院文学研究科国文学専攻博士前期課程を修了後、総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻修了。博士(文学)。
小説に『遥かに届くきみの聲』(双葉社、第1回双葉文庫ルーキー大賞)、「司書のお仕事」シリーズ(小曽川真貴監修、勉誠出版、既刊2 冊)、『小説 牡丹灯籠』(柳家喬太郎監修、二見書房)など。研究書に、『言語と思想の言説』(笠間書院)、『小説の生存戦略』(山中智省と共編、青弓社)などがある。
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