ひつじ書房 語法と理論との接続をめざして 英語の通時的・共時的広がりから考える17の論考 金澤俊吾・柳朋宏・大谷直輝編 ひつじ書房 語法と理論との接続をめざして 英語の通時的・共時的広がりから考える17の論考 金澤俊吾・柳朋宏・大谷直輝編
2021年9月刊行

ひつじ研究叢書(言語編) 第173巻

語法と理論との接続をめざして

英語の通時的・共時的広がりから考える17の論考

金澤俊吾・柳朋宏・大谷直輝編

定価6000円+税 A5判上製函入り 384頁

ISBN978-4-8234-1020-8

ひつじ書房

A Dialogue between Descriptive and Theoretical Studies:17 Papers on the English Language from Synchronic and Diachronic Perspectives
Edited by KANAZAWA Shungo,YANAGI Tomohiro and OTANI Naoki


【内容】
本書は、英語における様々な言語現象に対して、共時的・通時的な側面から、正確に記述し、理論的な説明を行った論考を17編収録した論文集である。どの論考においても、語・句・構文・談話レベルにわたる様々な語法に対して、記述的にも理論的にもバランスのとれた分析を行うことで、英語における語法研究と理論研究の懸け橋となる1冊である。
執筆者:家入葉子、石崎保明、植田正暢、内田充美、大谷直輝、樗木勇作、金澤俊吾、岸浩介、木山直毅、久米祐介、柴田かよ子、中村文紀、縄田裕幸、平沢慎也、廣田友晴、藤川勝也、松山哲也、柳朋宏

【目次】

はしがき


Ⅰ. 意味論

感情表出の表情・行為を表す二重目的語構文:再帰代名詞を伴うallow/permit の事例研究
植田正暢

前置詞の補語位置に現れる前置詞句の補語句用法について
大谷直輝

Way 構文における現在分詞による修飾について
金澤俊吾

英語における主語省略と主語の「指示性」との関係について
柴田かよ子

認知文法から見る余剰take 構文
平沢慎也

Cut 動詞と道具・場所交替:語彙・構文アプローチの観点から
藤川勝也


Ⅱ. 英語史

セッティング主語構文が描く場面:通時的考察
石崎保明

Caxton の翻訳英語に見るup とdown
内田充美・家入葉子

能格動詞break の史的発達:中間構文に至るまで
久米祐介

否定分離不定詞の変遷:1990 年代から2010 年代における話し言葉の分析を通じて
廣田友晴


Ⅲ. 統語論

自動詞の非定形補部の用法について
樗木勇作

英語における形容詞の統語的位置と意味解釈に関する考察:ラベル決定アルゴリズムと主要部配置条件の観点から
岸浩介

提示的関係節構文の統語構造について
松山哲也


Ⅳ. 形態論

句から語へ:複合不定代名詞の語彙化(再)分析
縄田裕幸

「擬似不定冠詞」の歴史的発達:形態的融合と統語的効果
柳朋宏


Ⅴ. 談話分析

直接話法におけるask と疑問符
木山直毅

連結詞的知覚動詞構文の談話標識化:現代アメリカ英語における調査
中村文紀


索引
執筆者紹介
   


【編者・執筆者】
編者:金澤俊吾(かなざわ しゅんご)高知県立大学文化学部准教授
柳朋宏(やなぎ ともひろ)中部大学人文学部教授
大谷直輝(おおたに なおき)東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授

執筆者:家入葉子、石崎保明、植田正暢、内田充美、大谷直輝、樗木勇作、金澤俊吾、岸浩介、木山直毅、久米祐介、柴田かよ子、中村文紀、縄田裕幸、平沢慎也、廣田友晴、藤川勝也、松山哲也、柳朋宏




誤植に関するお詫び
本書において、以下の誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。

p.243 7行目
 小節構造の場合が
 小節構造の場合は
(修正の際にミスがありました。お詫び申し上げます。)


ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。 書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ