ひつじ書房 実験認知言語学の深化 篠原和子・宇野良子編
2021年5月刊行
実験認知言語学の深化
篠原和子・宇野良子編
装画 河村美雪
定価5400円+税 A5判上製カバー装 280頁
ISBN978-4-8234-1005-5
ひつじ書房
【内容】
2008年、国際認知言語学会で「量的転回」が宣言された。以来10年以上を経て、日本では実験的手法への興味が広がりつつあるが、欧米と比べるとまだ発展の余地がある。本書ではこれらの概観、解説、事例研究に加え、Gibbs、Slobinなど実験認知言語学発展の歴史に必読な論文の翻訳を掲載し、実験認知言語学のこれまでとこれからを考える。執筆者:秋田喜美、Raymond W. Gibbs, Jr.(松中義大訳)、楠見孝、Bonnie McLean、松本曜、鍋島弘治朗、大谷直輝、佐治伸郎、Dan Slobin(櫻井千佳子訳)、菅村玄二、平知宏、宇野良子、吉川正人
【目次】
はじめに
第1部 翻訳論文
認知言語学者は実験的手法にもっと関心を持たなくては!
Raymond W. Gibbs, Jr.(訳:松中義大)
言語と思考のオンライン:言語相対性の認知的影響
Dan I. Slobin(訳:櫻井千佳子)
第2部 認知言語学における量的転回と客観データ
認知言語学におけるコーパス研究
大谷直輝
移動表現の研究におけるコーパスと実験
松本 曜
第3部 心理学実験と認知言語学
認知心理学からみたメタファーの実験研究
楠見 孝・平 知宏
理論とデータはどのようにつながるか:認知言語学における仮説検証的手法と探索的手法
佐治伸郎
第4部 実験をもちいた研究事例
音象徴知覚の日英対照:意味地図による検討
秋田喜美・Bonnie McLean
概念メタファー理論についての実験研究
鍋島弘治朗・菅村玄二
第5部 方法論からみた認知言語学の拡張
認知言語学の社会的転回に向けて:「拡張された認知」が切り開く認知言語学の新たな可能性
吉川正人
新しい「語」をつくる実験認知言語学:人工言語・ファッションデザイン・オノマトペの分析から
宇野良子
編者・執筆者紹介
【著者紹介】
編者:篠原和子(しのはら かずこ)東京農工大学教授/宇野良子(うの りょうこ)東京農工大学教授
執筆者:秋田喜美、Raymond W. Gibbs, Jr.(松中義大訳)、楠見孝、Bonnie McLean、松本曜、鍋島弘治朗、大谷直輝、佐治伸郎、Dan Slobin(櫻井千佳子訳)、菅村玄二、平知宏、宇野良子、吉川正人。
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