まえがき i
目次 v
1 人混みの中で、くらくらする 1
2 ベストセラーの背後にいる本はどこに 3
3 本書は「基礎の本」について考える 5
4 本はすでに危ない 6
5 本についての対話を! 8
第1部 学術出版の現場から 11
1 本の役割は、どのように変わってきたのか? 13
2 本と学校は同罪 14
3 「学校信仰」が、日本人を忘れさせた 16
4 本のバブルのはじまり 18
5 知りたかったとしても、空っぽ? 20
6 新しい本の役割 23
7 電子本は、学術書が先か、あるいは 25
8 気取らないメディアへ 28
1 学問は、霞を食べて生きているのか? 32
2 誰にも支えられないで学問はなりたつ? 33
3 学問のアカウンタビリティ不足 35
4 市井の学問と国家の学問と学者の学問 37
5 学問にもバブルがあった 39
6 出版社が学問を育てる希な例 41
7 本書の出発点 43
1 二つの仮説 45
2 記念論文集の悲劇 45
3 執筆者と出版社との出会いの喪失 46
4 論文集の学問再生産機能 47
5 個人論文集の末路 49
6 仮説一再考 出版社の役割というもの 50
7 「知」の作り手として 52
1 コピーという苦しみ 55
2 本の悲鳴 56
3 本は出しただけで、売れなければ、給料も出ない 59
4 提案 コピー出来ない本の技術 60
5 出版を成り立たせるライセンス 61
6 オンデマンド出版 62
7 オンデマンド論文 64
最後に 66
1 20世紀は、出版の時代だった(過去形) 69
2 紙の本はなくなるのか 70
3 極端に短い言語学の歴史 72
現代日本語研究というものが認知されたのはつい一〇数年 73
4 日本語学は永遠か? 76
5 新しい言語研究に援助を! 81
6 文学部バブルの崩壊 83
7 若手の博士号の出版は可能か? 85
8 論文の電子化 86
9 早く溶けよう!―新しい「知」の生まれる場所へ― 90
第2部 世紀のあたらしい出版システムのために 93
1 一九九七年二月 インターネットに書評が無くてガクゼン 95
2 力を失う書評メディア 97
3 ああ、短い新聞の書評 99
4 とにかく出発 101
5 一九九九年 書評ホームページリニューアル 101
6 書評ホームページの構成 103
書評データベース 103
リンク 105
学術情報(将来は「知」のデータベースへバージョンアップする) 105
新刊書評・プレビュー 106
言語学出版社フォーラム 107
コラムとインタビュー 108
テキストのみの市 109
7 どのようにして食っていくか? 109
広告 109
書店からのバックフィー 110
書評誌からの転載権の委託 110
読者からの投げ銭システム 111
投げ銀 (ぎん) 112
8 世紀の出版行為の実験―ナビゲーション・エディティングの復活 112
1 シェアテキストを実現する「投げ銭システム」 117
2 そもそも文化は「投げ銭」によって育った 119
3 パトロンの喪失、テレビの時代 121
4 天引きされる視聴料―ただよりこわいものはない― 122
5 個人はオンラインで店を開けない―払いたくても払えない、売りたくても売れない― 124
クレジットカードが使えない 124
6 少額決済は、社会的インフラ 126
7 投げ銭が開く未来 127
オンラインジャーナリスト 127
8 投げ銭は可能か?―市は、これから開かれる― 129
非現実的か 130
一九九九年の補注 132
1 孤独な夢想者による21世紀の電子図書館の夢 135
2 電子図書館て何? 138
読むことよりも検索が重要 139
3 コンテンツ制作を支援する電子図書館は可能か? 142
4 学校から図書館と書店へ、予算の配分を移動しよう 147
5 教育のクーポン化 148
6 図書館と町の本屋さんの連携 150
街の書店がショールームになる 152
第3部 宣言集・他 155
参考文献 177
索引 184
詳細な目次 185
現在のところ、T-Time化しているものと本の形になっているものは、バージョンが違いますので、ご注意ください。
まことに残念ながら、ひつじ書房は非力なため、多くの書店さんには並んでいません。ひいきにしている書店さんがあれば、まことに勝手なことですが、おたずね、ご注文ください。2週間程度で、届くと思います。
また、ジャンル的にマスコミ・出版という棚に分類されることがおおいと思います。
特にひいきの書店さんが、ないという場合は、Onlineの書店でご注文ください。