営業ひつじ
地方小に本を納めにいくついでに、新刊の『ルネッサンスパブリッシャー宣言』と、昨日の朝日新聞の夕刊に掲載された仲俣さんの書評を携えて、「営業」にいくことになった。しかも子羊ふたりで。
納品にいった先の書肆アクセスでは、(思いもかけず、といってもよいのかしら)何やらとてもいい感じで『ルネッサンスパブリッシャー宣言』(以下『ルネパブ』ね)のお話をさせていただいた。次、東京堂書店。流通のことが把握できていなくて、すっかり私はお空を泳ぐ雲ひつじ。取りあえずまた後日うかがう、ということで。三省堂では、話はKaひつじにおまかせして、棚を眺めてふらふらと。立ち読み客を装って、さりげなーくKaひつじが新刊棚の担当者の方を口説いているのを聞いていた・・・が。なんと!『ルネパブ』5冊を棚に置いていただくことができた。それから書泉グランデ。言語学の棚でひつじの本をメモる。マスコミ系の棚では『ルネパブ』を平積みで置いて下さっていた。新刊棚の担当者の方とも話をしてから帰るというKaひつじを後に、私はさっさか事務所へ帰ってきてしまったが、その後ベンチャーやらSOHOなどの他の棚も回ってきたらしい。疲れたといえば疲れた、晴れやかといえば晴れやかな顔で帰ってきた。
月に何度か、まめに書店に顔を出す方がいいのかもしれない。久美子さん曰く、「あ、売れてますね、なーんていいながら補充させてもらっちゃうのがいいんですよ」。なるほど。
おもねるわけではなく、どんな本が売れるのか(Kaひつじ風の言い方では「どんな人がその情報を必要としているのか」になる?)ということも、知っておく必要はおおいにある。どんな人が、その本を買うのか。どんな風にその本を語ればいいのか。はー、「えいぎょう」ってむつかしい。めーめー。