ひつじデジタルでしいり絵日誌

1999年3月30日(火)
 天気:薄曇り?
ひるめし:インドカレー
担当者:デス・ゴッツァンダーネK
 
ummm,sweet

さあ本を開くよん

阿達さんに続いて今日は自分が作ってた本が見本になって3冊手元に来た。なんというか、生まれたばかりの白い子犬がたよりなげにつれてこられたという感じで、まだ目も開かず、なんとなくしとっとしてて、脆そうな、そういう感じで、そーっと抱くようにして手にとってページをはりはりっと開くと、急いで手で折ってきたばかりの見本だから、ノリの匂いが残っているから甘い匂いがする(ウブな子犬なのだが、実は誤植とか、もう見つかっていて、まあ、子供ってかわいいけど色々はらんでいる感じがまたかわいいばかりではすまされないのが嫌である)。なんとなく、その紙を折った、ごつそうな、おじさんの手も、一緒に想像された。まだひつじの人以外誰にもこの本の形では読まれていない言葉だから、まだ自分一人に自足している一冊の本なのだ。誰かに読まれて本が本になるみたいに、自分のなかに一人で書いてきた言葉を他の人に読んでもらえるようにガンバローというのは私の話。(この言葉自体わかりにくくてすみません)。齢25でよろよろと新社会人で何か利点はあるかなあ。ま、思いも寄らない誤読(?)を楽しみにしよう、という心境ですかね。もちょっとちゃんと書きたいけど、もう帰らなくては。今日はここまで。それでは4月に。

今日のもうひとつのこと。
半年ほど一緒にバイトをした松尾さんは、今日で来るのは最後。明後日から、自分のせいしきな会社に行くのだ。私は気もきかず、一緒に食べたカレーくらいごちそうしたらよかったのに、忘れていました。ごめん。お世話になりました。ばいばいちん、松尾さん。またいつか会いましょう。


       
担任BBからのコメント
 とても良くできました。ご苦労様でした。第1冊目、ここからはじまる編集者ですね!
 Kさんは、とてもよく仕事をしてくれて助かっています。ありがとう。新学期には、もう少しよく気がつく良い子になってください。(ハンコ)

ひとつ前の日誌に戻る次の日誌に進む最初に戻る