別府湾会議

全体の報告をすることはできない。二つの流れがあり、インフラについてとコミュニティについてであった。インフラについては何かいろいろなことが起こっているなあとしか、理解できなかったのだ。ここでいうコミュニティということばは、率直に言って、まだ、緩やかなグループ、仲間というところにとどまっていると思う。ただ、99年の現状で、具体的に議論できるほど煮詰まっているのか、というとなかなか難しいのかも知れない。

現状では、上からの視点、たとえば、行政の側から見てコミュニティというのは何か、という議論をする前の段階ということなのだろうか。ハイパー研の性格が、市民のためのシンクタンクというよりは、行政、企業への提言という性格を持っている(たぶん)ということがあるだろう。これは批判的に言っているわけではなく、行政自体が残念ながら遅れている中では、十分に意義のあることだ。

ただ、投げ銭について話に言ったものとしては、たぶん、預言者として参加させていただいたのだろうが、会の出席者の多くはよくわからなかったのではないか、との印象を受けた。ただ、日経新聞の坪田さんが、声をかけて下さり、それがさらに発展していきそうであること(さっそくコンテンツIDフォーラムで話す機会をいただいた)。やはり、少ない人数かも知れないが、理解できる優れた方がいるということは、この会に出席できてよかったと思う。また、多くの方々も、面白いと思いながらも、あるいは期待は寄せて下さるものの、日本人の美徳か、声に出されなかったのかもしれない。


最初の日に開催された部屋。右からシャピロー、公文先生、尾野さん、会津さん。


二日目の会議の部屋。

二日目。私が話す前。私は投げ銭について話した。


最後の会議の場。公文先生が、総括のなかでコメントしくてださった。