日本語述語の統語構造と語形成 外崎淑子著 ひつじ書房
2005年2月
日本語述語の統語構造と語形成
―意味役割の表示と状態述語、心理述語、使役構文からの提言―
外崎淑子著
8400円+消費税
ISBN4-89476-238-2
ひつじ書房
目次
はじめに
本研究の目指すところ
第1章 序論
1.1 理論の変遷と研究の焦点
1.1.1 述語、項、意味役割
1.1.2 述語の意味タイプとアスペクト
1.1.3 項と意味役割の数の制限
1.1.4 単独述語の内部構造
1.1.5 単独述語の意味情報:統語論とLCS
1.1.6 理論の変遷と研究の焦点
1.2 述語の状態性と統語構造:分析上の問題点
1.2.1 動的/静的、状態/非状態、高/低 他動性、動作主性/非動作主性
1.2.2 意味役割と統語位置
1.2.3 語彙範疇の違い
1.2.4 2項の状態述語
1.2.5 心理述語の振る舞いと他動性、動作主性
1.2.6 使役形態素について
1.2.7 日本語の形容詞の特徴と構造
1.3 本書の構成
第2章 動詞機能範疇の構造と述語内構造
2.1 動詞機能範疇 (v) とBurzioの一般化
2.1.1 Burzioの一般化
2.1.2 動詞機能範疇 (v) の構造物としての必要性
2.2 動詞機能範疇の役割の広がり
2.2.1 動詞機能範疇とBurzioの一般化の再考:Hasegawa(2001)
2.2.2 動詞機能範疇の意味タイプ:Arad(1999)
2.2.3 意味役割と多種の動詞機能範疇:Pylkkaaen(1999, 2000)
2.2.4 素性と統語主要部と意味役割の関係
2.3 項の導入と基体 (√) 内構造
2.3.1 基体 (√)
2.3.2 追加項の導入
2.3.3 意味役割間の統語位置
2.4 語彙機能範疇の構造と述語内構造:本書の提案
第3章 述語の動作主性・他動性・状態性
3.1 他動性とは何か
3.2. アスペクトと状態性
3.2.1 英語のアスペクト分類と状態述語
3.2.2 日本語のアスペクト分類と状態述語
3.3 状態性・動作主性と項構造
3.4 状態性・動作主性と統語構造
第4章 データ検証
4.1 非状態動詞
4.1.1 他動詞・非能格自動詞・非対格自動詞
4.1.2 動作主を持つ非対格自動詞と自他の対応
4.1.3 3項他動詞
4.1.3.1 Matsuoka(1999)分析
4.1.3.2 データ再考
4.1.3.3 「預かる・預ける」「かぶせる・かぶる」の統語構造
4.2 状態動詞
4.3 日本語の形容詞について
4.3.1 形容詞・形容動詞の通事的派生に関わる研究
4.3.2 形容詞と形容動詞
4.3.3 形容詞の種類と構造
第5章 心理動詞と使役構文
5.1 他言語の心理動詞の先行研究
5.2 日本語の心理動詞
5.3 日本語の使役構文
5.3.1 強制使役と許容・放置使役
5.3.2 強制 (非自立的使役者)
5.3.3 後悔の使役
第6章 まとめ
参照文献
索引
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