日本語を話すトレーニングCD付き(音声) 野田尚史・森口稔 1100円+消費税 ISBN4-89476-210-2 |
目 次
目 次 ……………………………………………………………………… 2
この本を読んでくださるかたへ ………………………………………… 6
トレーニング1 問い合わせをする …………………………………… 8
ファミリーレストランのアルバイト情報について問い合わせる
理容室に営業時間を問い合わせる
レストランでウエディングパーティーについて問い合わせる CD-1
飛行機に乗り遅れそうになって問い合わせる
サークルの合宿先に問い合わせをして予約する
研究室にかかってきた問い合わせの電話に答える
トレーニング2 お店で接客をする …………………………………… 16
ホテルの売店で宅配便の受付時間を答える
野菜直売所でお客さんの質問に答える
レストランでメニューの説明をする CD-2
ショップでシャツの値札の間違いを謝る
すし屋ですしの持ち帰りを断る
コンビニでお客さんのクレームに答える
トレーニング3 お願いをする ………………………………………… 24
電話で兄に面接試験の会場を教えてもらう CD-3
人形劇サークルの打ち上げの買い出しを新入生に頼む
高校の後輩に引っ越しの手伝いを頼む
お好み焼き屋さんでお客さんにお願いする
先生に卒業研究の指導をお願いする
会社の同僚に英語のメールのチェックをお願いする
トレーニング4 お店やサークルの宣伝をする ……………………… 32
「回転寿司 第三海進丸」の開店チラシを配る
「CAFE BLANC」で新メニューのベトナム料理を勧める
サークル合同説明会で「海外農業研究会」の紹介をする CD-4
「かぼすや」のラジオCMを作る
ケーキ屋「パティスリー ヒロ」のテレビCMを作る
北島町議会議員選挙で選挙カーからアピールをする
トレーニング5 誘う,断る,謝る …………………………………… 40
同級生を誘って飲みに行く
ゼミ旅行の行き先としてグアムを提案する
スノーボードツアーの誘いを断る
介護ビジネス関連会社への就職の誘いを断る
友だちの誕生パーティーに遅刻したことを謝る
レストランの注文で間違えていたことを謝る CD-5
トレーニング6 道や交通の案内をする ……………………………… 48
電話で駅から「ウブドゥ」への道を案内する CD-6
電話ですずらん台駅から家までの道を案内する
道に迷った人に電話で「ヒラルダ」までの道を案内する
満願寺へ行くバスの乗り場を案内する
学園祭に来る人に大学までの交通案内をする
東京から秋田までの交通を教える
トレーニング7 インタビューをする ………………………………… 56
フリーペーパーの記事を書くためにインタビューをする
四国大学対抗駅伝のヒーローインタビューをする
電気炊飯器のユーザーインタビューをする
「生きがい」についてのインタビュー調査に協力してもらう
児童虐待についてインタビュー調査をする CD-7
松島高校新聞のインタビューに答える
トレーニング8 雑談をする …………………………………………… 64
話を聞きながらあいづちを入れる CD-8
沖縄旅行について雑談をする
新しくできたパスタ屋さんについて雑談をする
控室でいっしょになった初対面の人と雑談をする
新入生歓迎会で新入生と雑談をする
インタビュー調査の相手と調査の前に雑談をする
トレーニング9 スピーチをする ……………………………………… 72
高校の演劇部の公演後に先輩としてコメントをする
学園祭のコンサートで曲と曲の間に話をする
奨学生の成人パーティーでスピーチをする
大学の卒業記念パーティーで卒業生としてスピーチをする
就職した会社の歓迎会で自己紹介をする CD-9
結婚披露宴で友人代表としてスピーチをする
トレーニング10 会議で発言する ……………………………………… 80
温泉研究会の会議でサークル連絡協議会の報告をする CD-10
クラス会で学園祭の企画を提案する
拡大就職委員会で就職セミナーについて賛成意見を述べる
卒業記念実行委員会で卒業パーティーの提案に反対意見を述べる
自治会青少年部会で子ども向け年末行事についての意見を整理する
神山の自然を守る会で市民祭りの企画を決定する
トレーニング11 手順を説明する ……………………………………… 88
出かける前に弟に家の用事を頼む CD-11
友だちにスパゲティ・カルボナーラの作りかたを説明する
大学生と小学生に公園の掃除の手順を説明する
アルバイトの新人に皿洗いの手順を教える
学習塾で高校生に英和辞典の使いかたを説明する
トレーニング12 やさしい日本語で話す ……………………………… 96
交換留学生からの柔道部についての質問に答える
定食屋に来た外国のお客さんに説明する
国際交流パーティーで初対面の外国の人と雑談をする CD-12
外国の人に中古パソコンショップへの行きかたを説明する
子どもたちに海水浴の注意事項を話す
外国の人の気になる日本語を解釈して説明する
トレーニング13 プレゼンテーションをする ………………………… 104
演劇サークル代表者会議で合同公演の提案をする
地域の子ども会の世話役会議で組織変更の提案をする
新入社員研修で店の売り上げ状況の報告をする
ファーストフード店の店長候補者研修会で新商品の提案をする CD-13
電器店の店頭でスピードカッターの実演販売をする
学習机の展示即売会でお客さんの質問に答える
トレーニング14 研究を発表する ……………………………………… 112
「アルコール飲料の好みの変化」という研究発表を始める
「女性の社会進出と家事分担」という発表資料の訂正をする CD-14
「日本人のスポーツに関する意識」という発表で調査結果を説明する
「『まんが日本昔ばなし』の語りの特徴」という発表を終わらせる
「大学生のレジャー支出の地域差」という発表にたいして質問する
「日本の流行歌における歌詞の変化」という発表で質問に答える
トレーニング15 面接を受ける ………………………………………… 120
中学生に英語を教える塾講師の採用試験の面接を受ける CD-15
商社の採用試験の面接で自己紹介をする
タウン情報誌「チーク」の記者採用試験の面接を受ける
旅行会社の面接試験で質問する
大学院の入学試験で面接を受ける
社内FA制度に応募し希望部門の課長と面接する
この本を読んでくださるかたへ
◆ この本を読んでくださる一般のかたへ
この本は,日本語を話すときに,なるべく効率よく,なるべく相手を不快にさせないで話すにはどうしたらよいかを考えてもらうためのものです。
スピーチやプレゼンテーション,面接といったフォーマルな場面もとりあげていますが,問い合わせ,お願い,雑談といった日常的な場面も多くとりあげています。
この本は,読んでいるだけでは何も身につきません。あげてある例の悪い点を見つけたり,よい例を作ったりする「問題」を自分でやってください。どこから始めてもかまいません。興味があるところだけでもかまいません。
「問題」には,答えがついていません。「正解」を知ることより,自分で考えることが大事だからです。よく考えたのであれば,「答え」が違っても,得るものがたくさんあるはずです。
話をするときに大事なことは,それを聞いた人がどう思い,どう解釈する可能性があるかをよく考えることです。工夫して話さないと,相手は,自分が思っているようには理解してくれないものです。
なお,各課に1つずつ音声を聞いて考える問題が入っています。その音声は付録のCDに入っています。CDプレーヤーやパソコンで聞いてください。本文にCD-3とあるのは,「付録CDのトラック3」という意味です。
◆ この本をテキストにして授業を受けるかたへ
この本をテキストにして行われる授業は,受け身の姿勢で受けるわけにはいかないはずです。授業では,何が問題で,どうすればもっとよい話しかたになるのかを考えて,積極的にどんどん話すようにしてください。
「問題」を考えるときに大事なポイントは,次のようなことです。
(1) この本では,それぞれの例に細かい状況設定がしてあります。自分がそのような状況にいる気になって,具体的に考えてください。
(2) 自分がどう話したいかではなく,こう話したら,聞く人がどう思うだろう,どういう意味にとるだろうということを考えてください。
(3) 話しかたには個性も大事ですから,絶対的な「正解」はないと思ってください。正解より,とにかく「よく考える」ことが大事です。
この授業によって,聞いた人が不快に思ったり誤解したりしない日本語が話せるようになっていただければと願っています。また,この授業で学んだことを日常生活でも実践していただければ,とてもうれしく思います。
◆ この本をテキストにして授業をなさるかたへ
この本は,大学や短大の「日本語表現法」や「音声表現法」などのテキストとして使いやすいように作ってあります。取捨選択しながら半年の授業に使うことも,ゆっくり,ていねいに1年の授業に使うこともできます。
この本の使いかたとしては,たとえば,受講者を2人から4人ぐらいのグループにわけて,各グループにそれぞれ1ページ分の問題を考えてもらい,その結果をみんなの前で発表してもらうという形が考えられます。
各課の最初の「ウォーミングアップ」は,授業の前に考えてきてもらう宿題にしてもよいでしょう。各課の最後の「課題」は,授業の後にしてきてもらう宿題にしてもよいでしょう。
この本をテキストとして採用なさるか,採用を検討なさっているかたには,授業をするためのヒントを提供する予定です。詳しいことは,ひつじ書房にメール(toiawase@hituzi.co.jp)でお問い合わせください。
なお,この本の姉妹編として,同じ著者,同じ出版社で,書きことばを扱った『日本語を書くトレーニング』があります。あわせてお使いいただければ幸いです。
野田尚史(のだ・ひさし)プロフィール ●[略歴]1956年金沢市生まれ。1981年 9月 大阪大学大学院 文学研究科 博士後期課程 日本学専攻 中退。大阪外国語大学、筑波大学を経て。 ●[現職]大阪府立大学教授 ●[主な著書]『日本語の文法 4 複文と談話』(益岡隆志・佐久間まゆみ・田窪行則と共著) 岩波書店 2002 『日本語学習者の文法習得』(迫田久美子・渋谷勝己・小林典子と共著) 大修館書店 2001 『「は」と「が」』(新日本語文法選書1) くろしお出版 1996 「「ていねいさ」からみた文章・談話の構造」 『国語学』194 国語学会 1998 「日本語とスペイン語の主題化」 『言語研究』105 日本言語学会 1994』(編著、明治図書出版) ●[連絡先]大阪府立大学 森口稔(もりぐち・みのる)プロフィール ●[略歴]1958年大阪市生まれ。北海道大学文学部哲学科卒業、米国・南部工科大学修士課程修了、大阪府立美木多高校教諭、シャープ株式会社情報システム研究所を経て。 ●[現職] ●[主な著書]『機械翻訳―21世紀のビジョン』(共著) アジア太平洋機械翻訳機構 2000 ●[連絡先] 文章の書き方の授業をお持ちの方へ採用見本を献本しますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。※採用見本としてお送りしますので、採用の内容についての情報をお知らせくださいますようお願いします。使用する授業名、大学名などです。このような情報について書かれていませんと採用の見本のためであるのかがわかりませんので、発送することができません。 ティーチングマニュアルのホームページを準備中です。 プレス・書評関係者の方へ見本を献本しますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。問い合わせ先toiawase@hituzi.co.jp ●会社名● ●所在地● ●電話番号● |
ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。書店でご注文される場合の注文用紙は、(pdf, 20kバイト)。 紀伊国屋梅田本店ならこの場所書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。 お急ぎの場合は、小社あてご注文くださることもできます。郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。送料420円でお送りします。"> |