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2022.6.29(水)

梅雨が明けました


関東は平年より22日早い梅雨明けとなりました。
いきなりの真夏の暑さにカラダも慣れません。季節がひと月分前倒しで来ているような印象です。

まだきれいに咲いていた公園のあじさいの葉が水分不足でくったりしていました。
「ノド渇いたよー」と聞こえてきそうな様子で見ていて気の毒に感じます。
家で子どもがひまわりを育てていますが、こうも暑い日が続くと、根が腐ってしまいそうで水やりの時間にも気をつかいますね。

一方で夏至を過ぎてから、日ごとに日が沈むのが早くなりました。
真夏のように暑いのに、駅から会社までの道でいつもうるさいくらいのセミはまだ鳴いておらず静かです。
「異例の」「記録的な」「これまでにない」などこの気候をいろいろなことばで表現されますが、記録され始めたここ数十年でのこと、土の中でじっとそのときを待っているセミには関係ないのでしょうかね。

どうにも頭がまわらず、良いことばが思いつきませんが、みなさま穏やかな夏が迎えられますよう、願っております。



2022.6.15(水)

シリーズ 言語・コミュニケーション研究の地平 刊行開始


新しいシリーズ「シリーズ 言語・コミュニケーション研究の地平」を刊行開始いたしましたので、ご紹介いたします。

 シリーズ 言語・コミュニケーション研究の地平
 伝康晴・前川喜久雄・坂井田瑠衣監修

このシリーズは、国立国語研究所・前川喜久雄先生や千葉大学・伝康晴先生らが中心となって始められたLC(Language and Communication)研究会による研究成果をまとめたシリーズです。シリーズのナンバリングを行っていませんが、以下の3巻構成での刊行を予定しています。
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 自己と対峙する 吉川正人・佐治伸郎・土屋智行編
 他者と対峙する 有本泰子・坂井田瑠衣・岡田将吾編
 外界と対峙する 牧野遼作・砂川千穂・徳永弘子編
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この6月に第1弾として、『外界と対峙する』を刊行いたしました。
コミュニケーションにおいては、周囲の環境が道具として使われたり、あるいは制約を与えたりということがあります。それらの環境、すなわち「外界」がコミュニケーションにどのように影響を与えているかということに注目した論考を集めています。

一例をあげれば、「即興演奏はいかに教えられるのか」(蓮見絵里)では、ジャズピアノレッスンの場面の分析です。「即興」演奏を教えるということは、何を目指すということなのか。ピアノを介したコミュニケーションを分析しています。また、「上演芸術における演者間インタラクションに対する多層的なアプローチ」(清水大地)では、マーカーを装着した演者によるブレイクダンスのバトル(!)のデータから、ダンサー間、またダンサーとDJ間におけるインタラクションを探っています。また、このほかにも、いまの時代らしいオンライン会話のコミュニケーションや、ロボットの関わりを分析した論考を収録しています。

言語とコミュニケーションを主軸に据えたうえでの、会話分析、語用論、身体性やロボット工学といった、分野を超えたアプローチが持ち味のシリーズになります。
冒頭の「刊行にあたって」と「はじめに」をWebサイトで公開していますので、ぜひご覧ください。
https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1127-4.htm




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