HOMEへ過去の日誌9月の日誌スタッフ紹介

2020.10.30(金)

InDesign



ひつじ書房では書籍の組版を行う際にInDesignというソフトを使用します。普段は組版所の方にお願いしているのですが、現在私はInDesignの使い方を学びながら組版を行っています。

正直なところ、結構苦戦しています。Wordなどに比べて直感的に使えるわけではなく、ある程度用語などを押さえておかないと、どのツールで何ができるかがまったくわからないのです。
その代わり、操作方法を覚えてしまうととても効率的に作業することができます。例えば画像の配置などはWordよりも簡単に自分の望むところに配置することができます。また「目次」や「索引」を作成する際、項目を一つずつ入力するのではなく、ワンクリックで一気に作成できることを知ったときには感動してしまいました。使いこなせるようになれば原稿の執筆の際にもとても便利なのではないでしょうか。

まだまだわからないことも多いですし、失敗してしまうこともありますが、少しずつ使い方をマスターして、InDesignを使いこなせるようになりたいです。





2020.10.27(火)

琉球諸語の絵本出版遅延のお詫び



クラウドファンディングで多くの方にご支援いただいた言語復興の港(*)の琉球諸語の絵本出版ですが、進捗が遅れております。お詫び申し上げます。


シリーズ「みる・よむ・きく島ことば絵本」(仮)

『ディラブディ』(与那国語)
 ・・・与那国島の民謡を元にした与那国語による創作物語。
『星砂の話』(竹富語)
 ・・・竹富島に伝わる伝説。
『カンナマルクールクの神』(多良間語)
 ・・・多良間島に古くから伝わる昔話。
『塩一升の運』(沖永良部語)
 ・・・沖永良部島で古くから伝わる昔話。

A4判縦  各定価1600円+税(予定)


以上の全4冊になります。
巻末にはとてもわかりやすいことばの解説つき。解説を読めば絵本に出てくる島のことばがわかるようになります。さらに、朗読動画や朗読音声もオンラインで公開するので、こどもに「お母さん、お父さん、読んで!」と言われたときに練習することもできます。

こどもたちに生きたことばを継承するため、島の方々、言語学の研究者、デザイナー (絵の書き手)が協働して、より良い絵本をお届けできるように製作しています。

現在は、デザイン・イラストレーションの担当者が1冊1冊全力で絵の製作に取り組んでおります。

申し訳ありませんが、お届けまでもうしばらくお待ちください。


*消滅危機言語の復興と言語の多様性保持を目的としたプロジェクト: リーダー 国立国語研究所 山田真寛先生

★製作の進捗報告や関連情報を、クラウドファンディグREADYFORのプロジェクトのページでお知らせしています。ぜひ、ご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/minato





2020.10.23(金)

気づけばもう半年



いつの間にか10月もあと一週間です。今月はいろいろと忙しく、ドタバタしていたせいか、いつも以上に1か月が短く感じます(個人的な感覚としては、まだ上旬くらいのつもりでした)。
そして4月に入社してからすでに6か月、つまり半年が経とうとしていることにも気づきました。振り返ってみると、10月だけでなくこの半年は本当にあっという間でした。入社した直後に緊急事態宣言があり、「大学院生から社会人へ」という個人的な生活の変化にプラスして「コロナ以前からwithコロナの時代へ」という社会的な変化も重なって、毎日が目まぐるしく過ぎて行ったように思います。
4月に書いた自分の日誌を読むと、この変化をなんとかポジティブに受け止めようとしていますが、正直滅入ってしまうときもありました。
それでも今はこの生活にもだいぶ慣れてきました。仕事の方もまだまだ分からないことや知らないことも多いですが、少しずつではあるけど着実に前に進めてはいるように思います。

半年後の自分はどんな風になっているのか、そして半年後の社会はどうなっているのか、全然検討はつかないですが、どちらも少しでも良い方向に進んでいけるように自分のできることをしていきたいと思います。





2020.10.16(金)

「ステップアップ中国語」



今年になってから中国語を勉強し始めたことを以前日誌に書きましたが、三日坊主になりがちな自分にしては珍しく今もコツコツ勉強を続けています。
勉強方法の一つとしてNHKラジオの中国語の語学番組を寝る前に聞く、というものを実践しているのですが、この10月から始まった新番組「ステップアップ中国語」がとても面白く勉強になるので、紹介したいと思います。

「ステップアップ中国語」は「共に生きる“くらし”の会話」をテーマに掲げている番組で、多文化共生社会を念頭に地域コミュニティに暮らす中国語母語話者とコミュニケーションをとれるようになることを目標としています。
「ステップアップ中国語」では毎回スキットが用意されています。スキットの内容はごみ捨てといった地域のルールを伝えたり、防災情報を共有したりするための中国語が紹介されており、地域で中国の方とともに暮らすことが強く意識されている内容となっています。
このスキット、他の番組にはない特徴があります。それは講師がスキットを読みあげるときに「中国人の会話はナチュラルのスピード、日本人の会話は簡単な文を少しゆっくりなスピード」で読み上げられるのです。スキットのようなシチュエーションにリスナーが出くわした時に、中国人の自然な会話を聞きとり、自分でとっさに話すことが出来るようになるためにこのような工夫をしているそうです。
あえて日本人のパートは簡単な言葉でゆっくり話すという工夫はとても新鮮に感じました。実用的という点で「ステップアップ中国語」はとてもオススメできます。皆様もよかったら聞いてみてください。





2020.10.13(火)

あつ森で英語学習?!



新しい生活様式にも慣れてきた(?)今日この頃、家以外ではマスクをしている時間がほとんどなので、なんだかマスクをしていないと恥ずかしいような気持ちになってきました。
冬に向けてあったかニット素材のマスクも登場したとテレビで見たのですが、本来のマスクの機能はどうなんだか、ともやもやしてしまいました。

さて、自粛期間もあり大ヒットとなったNintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』が、子どもたちの熱烈なリクエストにより、8月に我が家にもやってきました。プレイをはじめて2ヵ月、これまでの人生、ほとんどテレビゲームに縁が無かった私も、子どもと共に毎日楽しんでいます。

さまざまな季節のイベントや、アイテムなど制作の方々のこだわりが感じられますし、愛らしいどうぶつ達とのやりとりや気持ちの良い音楽にも心癒やされます。
子どもが欲しいというアイテムを手に入れるため、夜な夜なさかな釣りに没頭し、ものを売って購入資金にしたり、素材を集め、島に落ちているものを片付け……、ってあれ、なんだかやっていることが現実と変わらない気がしてきました。とほほ。

そんな「あつ森」ですが、言語設定を変更して、英語やその他の言語を学習されるのに使っているという話を見て、なるほどと思いました。あつ森はゲーム内に色々なジョークやダジャレもでてくるので、各言語でローカライズされた文化・生活にあった表現が学べるそうです。
日本だけでなく世界でも人気があるのには、きちんとしたゲームのつくりがあってこそという理由があるんですね。

日本語でも思わずクスッと笑ってしまうような言葉遊びがあるので、かわいいどうぶつ達と語学を勉強できるなら楽しそうですね。





2020.10.9(金)

「イベント」としての読書の秋



この2、3日で突然気温が冷え込みましたね。つい先週まで半袖のワイシャツを着て出社していたのですが、今週はあまりにも寒いのでジャケットを衣装棚の奥の方から引っ張り出しました。気づいたらもう10月で、いつのまにか秋が来ていたのだなと実感しました。

さて、秋というと「スポーツの秋」、「芸術の秋」などといわれます。そして忘れていけないのはもちろん「読書の秋」ですね。
ただ、個人的には年がら年中本を読んでいるので、あまり「秋だから読書しよう!」というような心持ちになるわけではありません。それでも「読書の秋」が待ち遠しいのは、「読書の秋」に合わせて書店がフェアをしたり、テレビや雑誌で読書に関する特集が組まれたりするなど、「イベント」として「読書の秋」を楽しめるからです。
中でも一番の楽しみは、毎年10月の下旬ごろから始まる「神田古本祭り」です。通りにずらっと並んだ古本市のワゴンから古本を物色し、後で合流した友人たちと何を買ったか見せ合う、これが毎年楽しみでした。
しかし、今年はコロナウィルスの影響で古本市は中止になってしまいました。今年は色々なイベントが中止になりましたが、個人的にはこの中止が一番ショックかもしれません。
ただ、今年は中止の代わりにネット上で「バーチャル特選古書即売展」が開催されるそうです。https://tokusen-kosho.jp/
いつかは「バーチャル古本市」も行われるようになるのでしょうか。それとも来年には例年通り青空古本市ができるようになるのでしょうか。今後どうなるかわからないですが、イベントを通じて多くの人が読書を身近に感じる、そんな秋がこれからも続けばいいな思っています。





HOMEへ

過去の日誌

9月の日誌

スタッフ紹介