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12月

2018.12.31(月)

2018年の振り返り

今年私が担当して刊行した本は以下の11冊となります。

1 A Comparative Study of Compound Words 2018.2
2 Grammatical Variation of Pronouns in Nineteenth-Century English Novels 2018.2
3 日本語語彙的複合動詞の意味と体系 2018.2
4 ロシア語学とロシア語教育の諸相 2018.5
5 コミュニケーションの方言学 2018.5
6 感性の方言学 2018.5
7 現代日本語における分析的な構造をもつ派生動詞 2018.6
8 21世紀の言語学 2018.6
9 メタファー研究 1 2018.7
10 認知言語学論考 No.14 2018.9
11 技能を統合した英語学習のすすめ 2018.9

編集以外では広告を担当しており、特に新聞関係は私が担当して出稿しているものが多いです。
来年はひつじ書房のツイッターでも掲載した広告をご案内していければと思います。

新聞広告は、各新聞社によってサイズが微妙に異なっていて、メインは三八つと呼ばれる、三段八分の一というサイズなのですが、1ミリ単位とかでサイズの指定が違います。
そうなると、たかが1ミリでも見た印象というのがやっぱり違ってくるので、行間を0.25ミリずつ空けたり、いつも試行錯誤しながら広告を作成しています。

デザインと言うほどたいしたことはできないのですが、それでも文字を並べてみてあーでもないこーでもないと配置や文字サイズをいじっていると、ふとした瞬間に、かちっとこれでしかありえないというような状態に落ち着くことがあります。元々そうであるべきデザインがあって、そこにようやくたどり着いたというような。
無意味にロマンチックな言い方をしてしましましたが、要はしっくりとくる形に落ち着くことがあるということです。

編集作業も、原稿から本の形になるまで、本によって編集者の関わり方は様々ですが、ざっくりと言ってしまえば文字の羅列を本という商品の形にパッケージングして世の中に出す仕事です。
私事ながらしばらくダイエットを続けていたおかげで会う人に会う人に痩せた?と心配そうに聞かれるのですが、それは良いとして、某ダイエットジムのキャッチコピーは「結果にコミットする」でした。
これはすごく良い言葉だなと思っていて、本の形に仕上げるためには、原稿になる前から校正まで様々な段階がありますが、そこにコミットして行きたいと考えています。
来年も、それぞれの企画があり得べき最善の形に仕上げられるように知恵を出して体を動かして仕事をしていきたいと思います。






2018.12.28(金)

2018年の振り返り



あっという間に年末の振り返りの時期となりました。

今年は初めて担当した書籍を世に送り出すことができました。
今年担当させていただいた書籍は下記の5点です。
日々悩みながら、先輩方のサポートを受けつつ仕上げていきましたので、それぞれの書籍に思い入れがあります。

1 ファンダメンタル英語史 改訂版 2018.1
2 標準語史と方言 2018.3
3 Lexical Pragmatics 2018.3
4 地域・ことばの生態 2018.7
5 初級韓国語学習者の学習態度の変容に関する研究 2018.8

本当は年内に出したかった書籍もいくつかあり悔しいところなのですが、年明けにはいま編集中の書籍を随時刊行していく予定です。
来年も変わらず、弊社の刊行物に注目していただけますと幸いです。


新しい原稿に目をとおすとき、いつもわくわくします。
特に最近は他分野とも関連した面白い言語研究もどんどん増えてきており、今後の言語学分野の発展に個人的には大いに期待しております。
ネガティブな話題が多い昨今ですが、好奇心を忘れず、日々仕事に取り組んでまいりたいと思います。

本年もたいへんお世話になりまして、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

来る年が充実した一年となりますように。







2018.12.28(金)

2018年もお世話になりました



あわあわしているうちに一年が終わってしまいました。
今年の4月にアシスタントを卒業し、形としてはひとり立ちしたわけなのですが、まだまだ先輩方から教わることが多い毎日です。
上手くいかないことや思い通りにならないことも多々あり、時には編集長に食ってかかってしまったこともあるような気がします。そういう時はたいてい、布団で一晩考えて、やっぱり編集長が正しいなと思うのですが。

今年刊行したのは下記の14冊です。
さすがに今年は忙しかったですね。

1 I mean as a Marker of Intersubjective Adjustment 2018.2
2 多人数会話におけるジェスチャーの同期 2018.2
3 現代日本語の視点の研究 2018.3
4 関西弁事典 2018.4
5 相互行為におけるディスコーダンス 2018.5
6 中国現代文学 19 2018.6
7 今どきの日本語 2018.6
8 「主題?解説」構造から見た韓国語 -n kes-itaと日本語ノダ 2018.6
9 この明るい場所 2018.7
10 多職種チームで展示をつくる 2018.8
11 アスペクト論 2018.9
12 方言の研究 4 2018.9
13 コミュニケーションテクスト分析 2018.10
14 中国現代文学 20 2018.11

なかなか出せなかった本たちを多く刊行できたのが今年の収穫です。
どれもかけがえのない、わたしにとってとても大切な本たちです。
ちなみに、『中国現代文学』シリーズは、中国現代文学翻訳会のみなさまが丁寧に編集および校正をおこなってくださっていて、わたしは本にするためのお手伝いをさせていただいているという感じです。

今確認してみたら、2016年に入社して、その年の刊行冊数が4冊で、2017年が7冊でした。だいたい倍になっています。今後が思いやられます。

しかしほんとうは今年中に出したい本がもっとあったのも確かです。
2019年も年明けからどんどんがんばっていきたいと思います。

今年も一年間ありがとうございました。
どうかよいお年をお迎えくださいませ。




2018.12.27(木)

2018年の振り返り



「よいお年を」という挨拶はいったいいつから使ってよいのか毎年悩みます。
クリスマスを過ぎたらよいかと思っているのですが、そうするともう1回くらいは何かやりとりがあるかも心配になります。今年は結局、(少なくともメール上では)本日27日から使っていたように思います。

さて、今年も沢山の本を刊行いたしました。
ひつじ書房の2018年の新刊は、合計で53冊でした。私が入社したのが2010年なのですが、2010年以降では最大冊数です(と思いつつさらに調べてみたら、2009年に61冊刊行していたようで、おののいています)。

今年、私が担当した本は、以下の11冊です。

1 限界芸術「面白い話」による音声言語・オラリティの研究 2018.2
2 小笠原諸島の混合言語の歴史と構造 2018.2
3 国語科教育に求められるヴィジュアル・リテラシーの探究 2018.2
4 歴史語用論の方法 2018.5
5 ソシュール言語学の意味論的再検討 2018.7
6 否定の博物誌 2018.7
7 接続表現の多義性に関する日韓対照研究 2018.7
8 社会言語科学の源流を追う 2018.9
9 会話分析の広がり 2018.9
10 コーパスと辞書 2018.10

ながらくかかってしまいまいしたが、『ソシュール言語学の意味論的再検討』と『否定の博物誌』を刊行することが出来たのは、たいへんうれしいことでした。前者は552頁、後者は860頁の重量級です。
反省点は、出る予定だった本が出なかったことです。2018年内には確実に絶対に出せると思っていたものが、2冊、滞っています(心あたりのある方、申し訳ありません)。

今年は、装丁や組版に凝った本も多かった印象です。会社として見ても、珍しく特殊加工(箔押し!)を使った本の多い年でした。先ほど挙げた『否定の博物誌』は、カバーに箔押しを施し、製本はPUR製本というものを使っています。PUR製本というのは、糊が普段と違うポリウレタン系のものを使っている製本で、開きやすく、丈夫な本を作ることができます。ちなみにこの本をお持ちの方は、天側から本の上部を見ていただくと、他の本よりもグレイっぽい糊を使っているのがわかると思います。
『歴史語用論の方法』はシンプルな見た目ながら、非常に美しい本です。こっそり(?)表紙の背タイトルが、空押し+白印刷になっています。カバーを掛けている状態では見えない場所なのですが、出来上がってすぐに何人かの著者の方から指摘され、驚いた記憶があります。
他にもありますが、きりがないのでこのくらいにしておきます。今までしたことのないことをする、凝ったことをするということは、手間はかかりますが勉強になります。来年以降に活かせたらと思います。

年末に、人生で記憶ある限り初の引っ越しをして、生活環境が大きく変わりました。こちらでも新しいことが続きそうですが、着実に進めていきたいと思います。

みなさま、お世話になりましてありがとうございました。よいお年をお迎えください。




2018.12.27(木)

2018年の振り返り



今年は12月に入ってからの1ヶ月がものすごく早く感じました。毎年せわしない時期ではありますが、がんばってのりきって良い年越しを迎えられそうです。

今年は読者のみなさまをお待たせしていたいくつかの(待望の)書籍が刊行されたことを営業担当としても嬉しく思います。
ぜひお求めいただけますと幸いです。

『関西弁事典』
『アスペクト論』
『否定の博物誌』
『21世紀の言語学』

ひつじ書房らしい充実したラインナップの書籍が新刊として出揃いました。

今年後半は何をするにも平成最後というフレーズがよく聞かれました。
平成もあと残すところ4ヶ月間ですね。

今年も大変お世話になりました。
来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。




2018.12.27(木)

2018年の振り返り



4月末に仕事復帰をしました。私が住む区も保育園激戦区で、毎年保育園がつくられてはいますがそれ以上に待機児童が存在する状況です。2月に結果が出るまでは毎日どきどきでした。認可外の保育園も検討していましたが、幸い希望の保育園に入ることができました。ずっと迷っていましたが復帰の際にお仕事でも新姓の「丹野」に変更しました。
さて、今年担当した本はこちらの4冊です。

1 話し合い研究の多様性を考える 2018.9
2 日本語文法史研究 4 2018.10
3 フランス語を母語とする日本語学習者の誤用から考える 2018.11
4 聞き手行動のコミュニケーション学 2018.12

1の村田先生が編集された本は、「話し合い学をつくる」というシリーズの2冊目です。このシリーズでは、言語学の先生の他、普段あまりお付き合いの無い、政治学や社会学の先生の御論考も掲載していて刺激的です。「話し合い学」の構築には多様な学問の知の結集が必要なのだろうと思います。
2の青木先生、小柳先生、吉田先生編の『日本語文法史研究』は隔年刊行の論文集です。わたしは1冊目から担当させていただいております。編者のこの論集への熱い思いが語られた「はしがき」を読むのがいつもの楽しみです。
3の大島先生が編集された本は、著者の半分以上がフランスで日本語を教える先生です。フランス在住の大島先生が弊社まで念校をとりに来てくださいまして、ありがたいことに最後の校正を日本で行っていただきました。
4の『聞き手行動のコミュニケーション学』は、今年2冊目の村田先生編の本です。興味深い論文が集まっています。装幀については「斬新だけど可愛いね」というコメントをいただくことが多いです。「聞き耳をたてるうさぎ」のカバーです。ぜひ店頭にてお手にとっていただければと思います。

18時には保育園に子どもを迎えにいかなければならないのでスケジューリングがなかなかたいへんではありましたが、他のスタッフの力を借りまして形にすることができました。
今年刊行したかったのに叶わなかった本もあります。来年こそは…と思います。
あと、『関西弁事典』に続く『東北弁事典』が本格的にスタートしました。こちらは2021年の刊行予定です。

本年もお世話になりましてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




2018.12.11(火)

原稿のページの番号付け



12月とは思えないような暖かい日があったかと思えば、今週は急に寒いですね。冷え込む夜には寝る前に湯たんぽで布団をあたためておくのが最近のマイブームです。みなさまもどうか暖かくしてお過ごしください。

寒い冬とは関係ないのですが、最近ちょっと気になったのが、原稿のページの番号付けについてです。
原稿をいただくと、内容とともに体裁や図表の有無なども確認するのですが、最近多いと感じるのがページ番号を振っていない原稿です。Wordなどの電子データでは執筆していった順に自然とページが並ぶので、あまり気にしない方もいるのでしょうか。ひつじ書房では電子データとともにハードコピー(プリントアウトしたもの)の提出もお願いしているので、ページ番号のない紙の原稿もしばしば送られてきます。
そういうものはこちらでページを振ったり、ページ番号を付けて送り直してもらったりするのですが、やはり最初のご提出の段階で執筆者の手でページ番号を振っていただき、Wordの機能などを利用して機械的に振ったものも、順番に並んでいるか念のため確認していただければと思います。

原稿は執筆者と出版社の間だけでやり取りされるものではなく、印刷所・組版所や組版をお願いしているデザイン事務所の人たちなどの手にも渡ります。間違いがないようにするためにも、きちんと番号を付けることはけっこう大事なのです。
ちなみに、論文集など複数の執筆者がいる書籍の場合、それぞれからハードコピーを頂戴したあとに、掲載順に並べて「ナンバリング(スタンプ)」という事務用品でがちゃんがちゃんと1ページずつ通し番号を振っています。(ナンバリングは他では使ったことがないので、興味があってどんなメーカーやインクがあるのか調べたこともあるのですが、たいして面白くないのでここでは書きません。)

社内で週に一度おこなっている翻訳勉強会で、現在シカゴマニュアルを読んでいるのですが、先週わたしが訳した箇所が「原稿ページの番号付け」のところでした(シカゴマニュアルについては今年の2月9日の房主の日誌 http://www.hituzi.co.jp/kotoba/20180209ns.html をご覧ください)。シカゴマニュアルでも、「電子版かハードコピーかにかかわらず、原稿のページは番号を付けなくてはならない」とありました。実はひつじ書房の基本の執筆要項にもページ番号のことやその他の注意点が書いてありますので、長くて読むのが一苦労な執筆要項ですが、執筆者の方は第2部の部分を原稿提出前に特に読んでいただければと思います。
原稿の秩序を意識することは校正にも役立つと思いますので、ページだけではなく、見出し、図表、注などの番号も付いているか、順番になっているか、原稿の提出前に一度チェックをしていただけると嬉しいです。





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