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7月

2017.7.26(水)

問いかける系の書籍3つ



7月もおわりに近づき、来週からもう8月です。毎日とても暑いですね。
8月には、読者に問題を提起するタイプの書籍が続々刊行予定となっております。現在、下版に向けて編集作業も大詰めをむかえている3つの書籍を先取りしてご紹介します。

『外国人労働者受け入れと日本語教育』田尻英三編

労働人口の減少を背景に、外国人労働者の受け入れについての政策が次々と打ち出されている昨今ですが、受け入れる外国人労働者に対する日本語教育についての具体的な施策はほとんどないままであるというのが現状です。このような状況に対して、各執筆者がそれぞれの分野における問題意識から警鐘を鳴らします。「日本語教育関係者ができることはまだかなりある」という本書の思いが多くの方に伝わり、日本語教育の重要性が社会的に広く認知されるきっかけになればと思います。

『部活動の不思議を語り合おう』長沼豊著

休みがない、拘束時間が長い、練習がつらい……など、生徒と教師を(あるいは生徒の親も)苦しめているとして問題になっている「ブラック部活」。本書では、ブラック部活の問題を指摘し、なぜブラック化してしまったのかを分析しつつ、ブラックではない部活動のあり方を模索します。
表紙は部活動の重荷に苦しむカメですが、このカメが裏表紙では劇的な変化をとげています。気になる方はぜひ、刊行後お手にとってご覧ください。

『これからの英語教育の話をしよう』藤原康弘・仲潔・寺沢拓敬編

今年の3月に、小・中学校の新学習指導要領と、英語の教員養成・教員研修のコア・カリキュラムが発表されました。本書では、これらの改革案の問題点を論じ、対案を示します。それとともに、「グローバル化がすすんでいるから、英語が必要である」や「習うなら、ネイティブの教師がベスト」といった、英語教育にまつわる言説に対しても疑問を投げかけ、それらの言説をとらえ直す視点を提供しています。未来の英語教育のために、新進気鋭の研究者3名が立ち上がる、暑い夏にも負けない熱意に満ちた内容となっております。おすすめです。

以上の3点は偶然にも、ひつじ書房にはめずらしく(?)表紙にイラストをあしらった書籍となっています。
ぜひ装丁も楽しんでいただければと思います。






2017.7.12(水)

「う」のつく食べ物



梅雨はどこへいったのか、ひつじ書房のある茗荷谷は連日大変な暑さが続いています。また一方で、局地的には豪雨があったり、各地で地震が頻発していたりと天災への心配がつきません。

そんな不安定な世の中ですが、この暑さを乗り切るため、土用の丑の日には少し早いですが、先日会社でウナギをご馳走して頂きました。ありがとうございます!!

ウナギって不思議と元気がでる食べ物ですよね。2017年は夏の「土用の丑の日」が、7月25日と8月6日の2回あるそうです。
お財布に優しい食材でもないのでなかなかウナギばかり食べるわけにもいきません。丑の日にはうめぼし、うどん、うりなどを食べて縁起をかついでみたいと思います。
他にも「う」のつくお手軽な食べ物があったら是非教えて下さい。
(あ、ういろうもありますね。だんだんしりとりのようになってきました)

ところで……、ウナギと聞くと「ウナギ文」が頭に浮かんでしまうのはひつじ書房に勤めているからでしょうか。

天丼も大好きなので捨てがたいですが、やはり夏場は……
「私はウナギです!」






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