ひつじスタッフ日誌2016年1月

●●●1月

2016.1.29（金）

片付けました

ひつじ書房では先日、模様替えも兼ねた片付けを行いました。
社員やパートさんの人数が増え、仕事をする机が足りなくなってきたためです。配置の変更やパソコンの設置を行いました。
もちろん事務所の床面積が増えるわけではありませんので、新たな作業場所を確保するためには、今あるものを片付けなければなりません。私の机に関しては移動はしませんでしたが、この機に乗じてゲラ類の整理を行いました。

刊行した本のゲラを捨て、進行中のゲラを整理しなおしました。やはりきれいにすると仕事の効率も違います。あらためてゲラを保管しているボックスファイル（本ごと）を数えてみたら、15を越えてしまったのが驚きです。私が自分の担当の本のほかに房主のゲラを預かっているからというものもありますが、長年眠り続けてしまっている本もいくつかあります。
お待ちいただいている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、今年こそは刊行できそう、というものもあります。そんな訳で、今年の目標は眠り続けている本の刊行と、整理整頓の維持、です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016.1.26（木）

2016年の抱負

あっという間に一月も終わりが近づいてまいりましたが、年のはじめに大きな目標を立てて仕事にのぞみたいと思います。

といってもそんなに大それたことでもありません。今年前半の目標は、総合目録「未発」を作ることです。目標と言うよりは喫緊の課題で、以前からも宣言しておりましたが、リニューアルした「未発」を一刻も早くお届けできるようにがんばります。

今年後半の目標としては、ひつじ書房のホームページのアップデートです。弊社社員はもう見慣れているのであまり何も感じませんが、トップページ、文字が多すぎてどこを見て良いのか分からない、というご意見をよくいただきます。確かに綺麗に整理して必要な情報にすぐに届くようにするべきだと思いますので、これを行いたいと考えています。青写真は頭の中にあるので、あとは作業あるのみ、というところです。

年度の終わりが近づいているので、刊行期日の決まった書籍の編集作業が佳境を迎えているところではありますが、上に挙げた二つの課題を編集作業に並行してすすめていきたいと思います。

他に編集中の書籍に関しても、色々と要注目の書籍ができあがってくる予定ですが、これはまた別の機会に宣伝をさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016.1.14（木）

重版を担当することになりました

今年より、ふたたび重版を担当することになりました。

重版は出版社にとっても、著者の先生方にとっても嬉しい、とても前向きな仕事のひとつなので、また担当できることが楽しみです。

重版はあたらしく書籍をつくりだすこととは異なりますが、ただ単に刷り増せば良いという単純なものでもなく、短いスケジュールの中で書籍作りのひととおりの流れを再度たどることになります。

著者に修正点などを確認し、印刷・製本所とスケジュールを確認・調整、用紙を発注し、組版所に修正の手配の依頼、スリップの作成、奥付裏に広告があれば新しいものに差し替えなどなど細かい業務がもろもろあります。
いくつかの重版を掛け持ちすることになると、すこし頭がこんがらがります。

そもそも、重版を決定する見極めも検討の必要があり、在庫状況などを随時確認しながら重版部数や重版の出来日を調整したりしています。
そのため、注文処理や在庫管理をしている業務担当の私が重版担当をすることは、理にかなっているといいますか、調整作業がスムーズになるため、当然と言えば当然の成り行きなのかもしれません。

しかしながら、私も3冊の書籍の編集担当をして、2冊のテキストの改訂を経て得た編集のスキルがあってこそ担当を任せてもらえるようになったのだと思うと、すべての仕事が繋がっていて、その積み重ねで会社が機能しているのだとよく分かります。そして、ひつじ書房のような小さな出版社の仕事には区切りというか境界のようなものがないな、とも思います。

新学期の始まる4月も年が明けるとすぐそこです。重版で忙しくなる日々が来たるべく、たくさんのテキストを採用して頂けるようご注文お待ちしております。