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5月


2013.5.29(水)

亀井秀雄先生のご著書刊行! 講演会開催

『主体と文体の歴史』亀井秀雄 著


刊行いたしました。装丁は「早稲田文学」や様々な単行本の装丁をされている奥定泰之さん。2012年の造本装丁コンクールでは『日露戦争 PHOTOクロニクル』という書籍で日本印刷産業連合会会長賞を受賞されています。弊社では『私学的、あまりに私学的な』『21世紀における語ることの倫理』などの装丁をしていただいています。

さて、本書著者の亀井先生は、北海道大学で長年教鞭を執られ、2000年に退官、その後は小樽文学館の館長としてご活躍をされています。亀井先生には単行本に収められていないたくさんの重要な論考があり、今回それらを愛知教育大学の西田谷洋先生のお力をお借りして一冊に纏め、本にいたしました。

先日開催された近代文学会で販売したところ、これまで近代文学会で感じたことのない忙しさに見舞われるほど大反響でした。中には、ご自分で論文をコピーして製本していたという方もいらっしゃり、今回書籍に纏めた甲斐があったことを実感しました。

今回、刊行を記念し亀井先生の講演会を開催いたします。本書のまえがきにもありますが、批評家的な立場からお仕事を始められ、明治期の文学研究、さらにそこから言語や身体そのものへの眼差しを持った理論的・原理的なところへと至った変遷、そして現在のご関心など幅広くお話しをしていただく予定です。亀井先生のファンも、お名前だけは存じているという若い方にも勉強になる大変有意義な時間となると思いますので、ぜひともご来場下さい。



2013.5.8(水)

はじめての、装丁

ゴールデンウィークは、良いお天気が続きましたね。私は、友人たちとともに森林浴と草野球を楽しみました。

ゴールデンウィーク前のことですが、初めて装丁をやらせていただきました。上製カバー装のものです。

比較的シンプルにというコンセプトでしたが、書籍の内容をイメージし、シンプルなデザインを考えることは思いのほか難しく、デザインを決定するまで時間がかりました。
ちょうど土日のお休みがありましたので、書店に、他書の装丁を研究しに行ってまいりました。棚から本をとっては戻すの繰り返しでしたので、書店さんには、ご迷惑だったかもしれません。
他書をみると、白地に文字のみといったシンプルな装丁では、特殊な紙を使用していたり、独特な書体を使用していたりと、工夫されていました。

他書を見たことはいろいろと参考となりまして、私もなんとか装丁を仕上げることができました。ちなみに、私の装丁の工夫点は、何も書かれていない空間もデザインの一部となっていることです。
もうすぐで、刊行となります。



2013.5.8(水)

未発ジュニア版作成中

みなさまGWはいかがでしたでしょうか。今年は、東京はお天気にも恵まれ、よいリフレッシュとなりました。

さて、現在ひつじ書房内では、新刊・近刊のご案内の小冊子「未発ジュニア版」を作成中です。「未発」は全書名の載った目録ですが、ジュニア版では新刊と近刊の書籍のみを掲載しています。
ちなみに未発もジュニア版も中綴じの冊子ですので、4の倍数の頁数におさめなければならないという縛りがあります。書籍をどのように配置するか、どんな記事を入れるか、工夫のしどころです。

「未発」同様、作成ごとに色を変えている「未発ジュニア版」ですが、今回はこの季節らしい黄緑色です。完成と郵送は5月末ごろの予定です。学会でも配布しますので、ぜひご覧ください。


過去の未発ジュニア版と、編集中のゲラ(赤字だらけ!)



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