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4月

2012.4.27(金)

いろいろな書体

明日から連休ですね。
今までゴールデンウィークといったらアルバイトをしていたので、連休はうきうきです。
ひつじ書房は、暦通りのお休みとなります。

さいきん、組版について少しづつ勉強しています。
そのため、たくさんの種類の書体をその名称と一緒に目にするようになりました。
ひと目では判別がつかないような書体も一つの文字だけ注意してみると、全然違っています。おもしろいです。

それから、ひとつひとつの書体には向き不向きがあるそうです。
例えば数字はかっこいいのだけれどもアルファベットには向いていない書体などがあります。
書体の特性を知って活用していきたいです。

それではみなさん連休前半ごゆっくりお休み下さい。



2012.4.25(水)

トーハン桶川SCMセンター

今日は、トーハン桶川SCMセンターに工場見学にいきました。

書店さんへ送る書籍の出荷作業や書店さんからの返品を版元にもどす作業を行う、世界でもトップクラスの敷地面積を持つ施設です。

これだけ大きな施設ですから、1000人以上のたくさんの人が働いています。

また、さまざまな種類の大きな機械が動いていました。
自動で書店ごとに書籍をわける機械、版元ごとに書籍をわける機械、ダンボールに書籍を入れる機械、などなど。機械のムダのない動きをみていたら感心してしまいました。

しかし、返品される書籍がベルトコンベアを流れているのをみていたら悲しくなりました。

これからも、マンパワーと機械の力で美しいままの書籍をお客様の元または版元に届けて欲しいなと思います。



2012.4.20(金)

電話応対

本日から電話をとらせていただいております。

さっそく失敗をしてしまいまい、みなさんにご迷惑をかけてしまいました。
ミスをするとそのミスに対応しなければならないので時間も費やしてしまいます。
さらに、電話では緊張して日本語がわからなくなってしまっています。
正しい敬語の使い方ももう一度確認し直さなければなりません。

電話応対に慣れるまでは長い道のりですが、どうにか早くうまく応対できるようになりたいです。
がんばってチャレンジしようと思います。



2012.4.19(木)

突然ですが、関西担当になります。

唐突ですが、来週より大阪へ居を移すこととなりました。ほんとうに、突然となってしまいましたが、大阪へ行っても、ひつじ書房の社員のままですので、ついご報告が先延ばしになってしまいました。 今まさに、引っ越し作業のまっただなか、というところです。

「大阪へ行きます」と言って、一番多い返答が「ご結婚ですか?」ですが、(大変)残念ながらそうではありません。「そうか、板東飛ばされたか」とお思いの方、残念ながらそれもはずれです。
もちろん、「なぜ、大阪へ行くのか?」という疑問が出ることと思います。その問いになんと答えたものか、すこし迷いますが、関西でひつじ書房として働きたいという板東の希望を房主にゆるされ、支社というのは大げさですが、関西担当として、今後は働くこととなりました。

ですので、これからは、関西の窓口になることができたらと思っております。

西の皆さま、何かございましたら、今後は板東まで、ご一報くださいませ。皆さまにお目にかかることをたのしみにしております。
東の皆さま、学会などでは今まで通り、お目にかかります。また、東京の事務所にもしばしば行くことになると思いますので、引き続き、変わらぬおつきあいのほど、どうかよろしくお願いいたします。

皆さま、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


板東



2012.4.18(水)

ロングセラー本の力
先日、トーハン本社で開催された「出版流通基礎セミナー」に参加させて頂きました。
出版業界についての基礎的なお話、本が流通する仕組み、そして書店さんについてお話を聞くことができました。

その中で「新刊は、古い本に勝たなければならない」といったお話がありました。
書店では、古くて長年売れ続けている本(夏目漱石の『こころ』のような)が売り上げを支えているそうです。
そういったロングセラーの本は置いておけば絶対売れるという信頼が高く、新刊については、売れるかどうかわからないので、信頼がほとんどないようです。
言わば会社にとっての私のような新入社員と一緒で、会社に貢献する可能性がある…という不確実な事柄に期待することと、書店さんが新刊をとることは一緒のようなものだそうです。

これから私が営業する際は、このことを念頭に置き頑張ります。



2012.4.16(月)

お花見

先週の金曜日、ひつじ書房ではお花見をしました。
途中で雨が降ってしまったのは残念でしたが、ひつじ書房でお世話になっている方々に初めて挨拶ができて良かったです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

お花見の席では、おでんとお弁当を美味しく頂いたのですが、たまに桜の花びらが食べ物の上に落ちてきました。
他の物でしたらすぐによけると思いますが、何故だか嫌な気持ちにはならずに「きれいだな」と思いました。
私がすぐに花びらをよけることをしなかったのは、昔から日本人の心に桜を美しいと思う心があるからではないでしょうか。




2012.4.13(金)

活版印刷とOCR

いますすめている企画の一つに、以前に別の出版社から刊行された翻訳書の改訂版を出版するというものがあります。
以前に出版された原本は印刷データなどがなく、あらたに最初から組みなおします。また、原稿のテキストデータも手に入らなかったため、今回は原本をスキャンし、OCRでテキストデータを抽出することになりました。
OCRの読み取りでは、しばしば認識間違いが起こります。「人間」が「人聞」になっていたり、「範疇」が「範時」になってしまったり。原本との文字合わせが必須です。

さて、今回の原本は1979年に刊行されたものです。活版印刷で刷られたものらしく、ときどき今にはない面白い間違いがあります。
たとえば、ある頁では「ミ」の文字が90度回転していました。組むときに向きを間違えたのでしょう。パソコンでデータをつくる今のやりかただと、まずこういった間違いは起こりません。

では、上記の回転した「ミ」をOCRで読み取るとどうなるでしょうか。「川」や「い」と読み間違えるのかな、と予想できるのですが、結果は、正しい向きの「ミ」として認識されていました。
この場所に限っては活版印刷の間違いをOCRが訂正したことになるわけで、なかなか面白い現象です。
しかしOCRの認識基準はどうなっているのか……。文字の向きは気にしないのでしょうか。この一例だけではわかりませんが、謎です。



2012.4.13(金)

師匠と仕事

念願叶ってというか、緊張しますが、師匠と仕事できることになりました。“はじめての”「師匠と仕事」、ですね。なんというか、自分の仕事を紹介することになっているところがまた、うれしはずかしというか、おそろしいというか…むねをはってがんばりたいとおもいます。

本日はひつじ書房、お花見です。雨ふりませんように。



2012.4.11(水)

はじめての直納


先日初めて、書籍の直納を行いました。バスに乗り、早稲田大学生協さんまで刊行されたばかりの『声で思考する国語教育』を届けました。
本がお客様の元まで届くのを肌で感じることができました。

届け物が終了し、早稲田大学内にある演劇博物館に寄りました。現在、劇作家・つかこうへいの展示が行われています。つかこうへいによる直筆の台本や、実際に演劇の宣伝に使われていたポスターなどが展示されていました。

展示物によると、つかこうへいの劇では、大体のセリフが稽古中や舞台本番中に作られていたそうです。

いろいろ展示を見ましたが、彼は、オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』も演出していたとのこと。私は、『サロメ』が好きなので原作も読みオペラも観ましたが、つかこうへいの演出した『サロメ』…非常に興味がわきました。ぜひ観てみたかったです。




2012.4.11(水)

『声で思考する国語教育』刊行!


小学校時代の記憶。先生にあてられて席を立ち、国語の教科書の文字面を追うように声に出す。教室はしーんとしずまり返って、誰も聴いているのかいないのか。はたして、あの活動は意味があったのかどうか……。

連綿と国語の授業で行われる音読や朗読ですが、いったいそれにはどんな効用があるのか、そして効用があるのならばどのようなプログラムで行うのが良いのか、これまでなんとなく(ではないのかもしれませんが)、あまり理論立てて考えられてこなかったこの音読・朗読について、きちんと考えるための本が出来上がりました。

まずは教室で行われている音読、朗読の実態を見た上で、その効果と効用を検討します。その後、古典、現代、漢詩、韻文などの国語の授業で取り扱われる作品を実際に教室活動で音読・朗読の実践方法を解説します。

平板ないわゆる「教科書読み」で無為な時間を過ごさないためにも、ぜひ国語の先生には本書を読んでいただき、一度教室での音読・朗読を再考するための一助としていただければと思います。

『声で思考する国語教育』詳細




2012.4.6(金)

本の知識

会社前にある公園の桜が綺麗に咲いています。

先日社長に洋装本の大きさや種類について教えて頂きました.
A5判、B6判、並製、上製…の本をそれぞれひつじ書房の本棚から探してみると、今まで私がそういった本の大きさに関わる数字や本の作りに無意識であったことに気づきました。

家に帰ってから自分の本棚を改めて見てみると、A6判の本が一番多くありました。私は、小説や文庫本を好んで買うようです。

本の知識が増えたので、これから書店さんや図書館に行くのがすごく楽しみです。



2012.4.4(水)

でこぽんの木の下で

大学を卒業し、先週3月26日からひつじ書房で働き始めました、渡邉と申します。現在は、出荷明細の入力や返品作業など、ひつじ書房のみなさんに一から教えて頂いています。

先日、切手を購入するために近くの郵便局までおつかいに行きました。その時、道端にでこぽん(おそらく)がたくさん実っている木を一本発見しました。まさか、東京の街中で果樹を見るとは思っていなかったので、田舎育ちの私はすごく嬉しくなりました。

来年また、あのでこぽんが実る頃、私自身もみなさんの力をお借りして、成長した自分でありたいと思いました。これからどうぞよろしくお願いいたします。



2012.4.2(月)

さようなら、ジュンク堂書店新宿店

twitter などでも話題になっていた、ジュンク堂書店新宿店閉店にあたっての「本音を言えば、この本が売りたかった!!」フェアをのぞきに、先週は2回、新宿三丁目へ行ってきました。

本屋がひとつなくなってしまうということはかなしいものの、書店員さんたちの心の叫びと、もうさびしくなってしまった本棚のあいだを「このひとたち、ほんとうに本がすきだし、本屋がすきなのだ」と感じながら歩くのは、すこしへんですが幸福感すらありました。
京都の丸善がなくなったときは、絶望感がありましたが、今日はふしぎと、ポジティブなきもちです、そういうフェアだったとおもいます。ジュンク堂新宿店の皆さま、ほんとうにおつかれさまでした。

最後に何を買おうかとおもって、結局、前から読もうとおもっていた本が面陳になっていたのと、もう1冊、日本語教育棚の面陳と、合計2冊を購入。なにを買ったかはひみつですが愛すべき7階よ、さようなら。



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