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3月

2012.3.29(木)

引用は、正確に

ホームページのトップを見てもらえば分かるように、2月、3月はたくさん新刊を刊行しました。(そして4月もたくさん刊行する予定です)

本ごとに折々の苦労があるわけですが、私は今回文学系の書籍を多く担当し、共通して大変だったのが、資料の引用箇所の訂正の多さでした。

あらためて言うことでは無いのかもしれません。あまりに当たり前の事過ぎて。

原稿を書く際に、文章を引用するときは一字一句間違いなく、確実にしてください。

その論文がいつか書籍に収録する時が来るかもしれません。

引用したときに間違いなく書き写していれば、特に問題はありません。
しかし、間違いがあるなら、何年も前に書いたその論文の、まず元の資料を探すところから始まり(時には遠い図書館や資料館に赴き)、該当箇所を探し、一字ずつ照合しないといけません。そしてそれは赤字を入れるという作業になり、組版所で手作業で修正をし、今度はその赤字が修正されているのかを一字ずつ照合しないといけません。

ただ、原稿を書くときに、少し気を付けて、正確に書き写すだけで、よいのです。とりあえずメモ的に書き写しておこう、と思ったら、ジ・エンド。

もちろんあらためての校正は必要です。しかし、引用がまったく正確でなかった際の赤字は大変残念としか言えない気持ちになります。

著者・編集者双方で効率的に仕事をすすめるために、ぜひ原稿を書く際には頭の隅に留めておいていただければと思います。

釈迦に説法のことと思います。それでも、赤字が入る限り、僕は決め顔で何度でもこう言います。

引用は、正確に



2012.3.21(水)

梅見なり

先週は、京都で開催されたEVOLANG 9(第9回言語進化の国際会議)にて出展をおこないました。今回、私は国際会議というものにはじめて参加したのですが、英語もしどろもどろに、なんとか初日のreception partyにも参加、海外の研究者の方々ともご挨拶してきました。日本のオノマトペについて興味があるとおっしゃる方とお話ししたり、『Tagalog Grammar』に興味をもっていただくなど、有意義な時間でしたが、O津先生はじめ、『進化言語学の構築』の著者の先生、日本の研究者の方々にお目にかかるとすこしほっとしました。一緒に出展していた、John Benjaminsの‘acquisition editor’の方と、お客さんのいない時間にいろいろと‘small company’ならではの意見交換?ができてたのしかったです。
私もがんばって原稿を‘acquisition’する編集者にならなくては…と心に誓いました…。

うってかわって本日はみなで小石川植物園まで歩いて梅をみにいきました。いつもより1ヶ月ほどおそくに行きましたが、ちょうどみごろというかんじでした。よいお天気のなか、可憐な梅の花をたんのうし、帰ってきました。



2012.3.19(月)

梅見なるか

今月のはじめに、社会言語科学会が桜美林大学で行われました。ブースにお越しいただきましたみなさま、ありがとうございました。社会言語科学会は、年度末という時節柄、ひつじ書房では多くの新刊がお目見えすることになるので、みなさまの反応が毎年楽しみな学会でもあります。
開催校の桜美林大学の近くでは、梅の木をたくさん見ることができました。ひつじ書房では毎年梅見を行っているため、梅の開花状況につい注目してしまいます。例年では2月の下旬に行うのですが、今年は開花が遅れ、3月に入ってもまだ梅見ができていません。
社会言語科学会の時点で桜美林大学近くの梅は、白梅が五分咲きで紅梅はまだつぼみといった具合でしたが、もう咲いたでしょうか。梅見をする予定の小石川植物園HPによれば、3月8日にはほとんどの品種が開花したとのこと。油断しているうちに季節に追い抜かれたようで、焦ります。
今週中に梅見をするべく、企画中です。心配なのはお天気ですが、降水確率20%は晴れるはずと信じています。




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