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2月

2012.2.29(水)

いよいよ

2月3月は、年度末にむけてすすめてきた書籍が一気に刊行する時期です。余裕を持って出すことができれば良いのですが、どうしても間際になっていまうのは結果的には仕方がありません。この時期は、刊行書籍の追い込みで精一杯で、限界まで働いていますがそれ以外にもたくさんある仕事に手を回すことができません。

でも、ようやく、もうすぐ出ます。2月刊行の森脇担当書籍は以下の4冊です。出荷可能になりましたらホームページなどでお知らせしていきますので、どうぞお楽しみにお待ち下さい。

高度経済成長期の文学
石川巧 著

日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉
和泉司 著

明治詩の成立と展開 学校教育との関わりから
山本康治 著

文革から「改革開放」期における中国朝鮮族の日本語教育の研究
本田弘之 著

普段は印刷所から校正ゲラが届き社内で校正をしますが、印刷間際の差し迫った段階になると、印刷屋さんへ出張校正に行くこともあります。下の写真は三美印刷さんのロビーにて。





面陳棚の一番左上、分かりますか? ひつじ書房の本が三美印刷さんのロビーにお仕事の見本として展示されています! イオンカードの看板に注目ではありません(これも印刷しているそうです)。 どのような印刷、製本をしているかの解説プレート付きです。





ひつじ書房の関連学会でも三美印刷さんで学会誌を印刷をされているところがいくつかあると思います。三美印刷さんに出張校正に行ったというお話しも聞きますので、出張校正の際には、ぜひロビーの本棚もチェックして下さい! ……いや、急ぐとミスが起こるので、出張校正のないように余裕のある進行を心がけましょう。



2012.2.21(火)

温泉出張 in 別府

さる2月18日のこと、九州OPI研究会の拡大研究合宿集会にて書籍展示をおこなってまいりました。

今回の研究会は「10周年記念」もあって、鎌田修先生のご講演、堤良一先生の『「大学生」になるための日本語』ワークショップなどもりだくさんな内容「かつ」別府の鉄輪温泉旅館、「おにやまホテル」で開催との情報。『「大学生」になるための日本語』担当者としてはぜひ行きたい…!(温泉に入りたい)が、出張費…はたしてでるのか…と直前まで参加をなやんでいました。房主との交渉の結果、売り上げ目標に到達すれば、全額出張費だしてもらえることに…そこに鎌田先生のとあるひとことがあり、ついに行くことを決断しました。

直前の出張ということもあり、なるべく安いルートをさがしつつ、大分入り。
大分出張ははじめてでしたが、 九州OPI研究会のみなさまにあたたかくむかえていただき、売り上げ目標達成(出張費だしてもらえた)。夜はおいしい食事をいただいた後、相部屋のひとつでみなさまとお話しをしたり、先生方といっしょに露天風呂につかったり、至福のひとときでした。翌日は予定があったために研究会・地獄ツアーへは参加せず失礼してきたのですが、研究会の方に教えていただいた、別府駅近くの、「おもむきあるが100円で入れる公衆浴場」竹瓦温泉に一瞬立ち寄り、帰路につきました。
別府、すばらしかったです。翌日は参加できずとてもざんねんでしたが、またぜひ訪れたいなとおもいました。

研究会では刊行した書籍へのご感想などもうかがいました。読者のみなさまのお声を聞いて、またがんばってつくろうとおもうのでした。

九州OPI研究会のみなさま、鎌田先生、堤先生、ありがとうございました!



2012.2.8(水)

手書きの文字は体をあらわすか

パソコン全盛の昨今では、日常的に手書きの文字を見る機会も減ってきました。
しかしながら編集・校正という仕事はまたべつもので、ゲラに赤字を入れる関係上、手書きする機会も多くあります。
そうなると、今度は文字のきれいさが気になってきます。赤字を人が読み取って修正作業をする必要がある以上、読みやすさが作業効率に大きく関係するはずです。特に、いまのように忙しい時期には組版所にもいそぎの作業をお願いすることが多く、間違いをふせぐためにも、読みやすさは重要でしょう。
適度な大きさの文字で(大きすぎるとゲラの余白に書ききれなくなることがあります。小さ過ぎる場合は言わずもがな、読みとりづらくなります)、楷書で、誤解されないようにはっきりと。このあたりが肝要です。

最近では、ゲラの赤字のほかにも、採用試験への応募で送られてくる履歴書の文字もよく目にします。「名は体をあらわす」ではありませんが、「文字は体をあらわす」はあるのでしょうか。個人的には、手書き文字が性格を反映するということはありえるように思いますが。




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