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1月

2012.1.25(水)

さんきゅー・いくきゅー

私事ではございますが、明日から産前産後休業(いわゆる産休)、その後育児休業(育休)を頂く予定のためしばらくお休みを頂くこととなりました。

秋以降、営業や学会などでお目にかかる機会のあった方々や先生にはその都度お話しさせて頂くこともありましたが、あらためましてここに御報告させて頂きます。

休業明けは来年(2013年)春の予定です。とてつもなく先のような気もしますが、きっとあっという間に戻って参ります。
その際はどうぞよろしくお願い申し上げます。

                        三井




2012.1.23(月)

バージョン1.6を公開しました

パソコンソフトなどはよく、ソフト名の後に数字がついています。
基本的には数字が大きいほど、新しいバージョンということになります。CS4がCS5になるというような変化はともかく、小数点以下3桁レベルで数字がついていると、「なんでそんなに細かいのかなあ」と思います。なにをどれくらいバージョンアップしたら数字をどれだけ変えるのかは制作会社次第らしく、明確な基準はないのでしょう。

さて、なにが「バージョン1.6」かといいますと、弊社HPで公開している執筆要項です。執筆要項(和文横組み用)1.6を公開しました。今回の変更した点は、細かな誤字などの修正などのみです。ちなみに先日まで公開していたのは1.506でした。誤字の修正で小数点第1位が変わるのは適切なのかどうか、よくわかりませんが…。

少し前に某音楽ソフトをアップデートしたらいきなりアイコンが変わって驚いたことがありました。私は前のほうが好きだったのに…と少々落ち込んだ覚えがあります。その後もアプリをアップデートしたら仕様が変わってとまどうということがしばしば。そのような訳で私自身は「アップデート」に少々警戒心を覚えているのですが、今回の執筆要項については、大きな変更は加えておりませんので、ご安心ください。(そもそも出版社が出している文書に修正するべき誤字があることがお恥ずかしいことではありますが…。)

弊社の執筆要項は、学術書のルールにのっとっています。また、いくつかの書き方の選択肢を提示している場所もあります。もちろん、言語学や文学、心理学など、分野によってさまざまな違いがあるかと思いますので、なにが一概に正しいとは言えませんが、一度お読みいただけると、どのような点に気をつければいいかということがお分かりいただけるかと思います。特に論文を書き慣れていない学生さんなどには、ご一読をおすすめします。




2012.1.18(水)

(本日の夜食はインドカレーです)

本日のGoogleのトップページ、サントリー烏龍茶のCMでお馴染みの「西遊記」アニメーションになっています。制作した万籟鳴、万古蟾の生誕112周年記念とのこと。如意棒がくるくるっとうごいたりして、とてもわくわくします。

あと最近気になっているのは、雑誌「ケトル」(VOL.04)の「◆特集◆従業員30人以下のスゴイ会社」という記事。
出版社のミシマ社さんも載っていて、ふむふむ。

小さい会社のひとりひとりが誇りをもって働いているのをみて、そうだ!そうなんだよねえとこうでなくちゃと思います。ひつじ書房もがんばっています。

(ここからは某裏だよりふうですが)しかし、そう思う一方で、みんな給料少ないのだろうな…と余計なことを考えたり。(意外ともらっているのでしょうか?) 最近、若年層の貧困について書籍になったり、様々な場で論じられていますが、ほんとうに、どうやったら明るい30代がおとずれるのか…もちろん自分で考えなくてはならないし、みんなで考えなくてはならないし、原発のこととかだって考えなくてはならないし、仕事も山積みだし、時間がいくらあっても足りないですね。

とりあえず、今から夜食タイムです。今夜もがんばります。




2012.1.12(水)

めいめい

2012年初めのスタッフ日誌となります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、唐突ですが昨年12月に公開された映画『けいおん!』が公開1ヶ月で観客動員数100万人を突破したというニュースが先日ありました。100万人という数はすごい数だと思いましたが、日本映画の観客動員数を調べると、まだまだ上には上があるようですね(一位は『千と千尋の神隠し』2千万人突破だそうな)。『けいおん!』は2009年にテレビで放映が開始された4コマ漫画を原作とするアニメの劇場版ですが、2009年からもう2年もこののんびりとしたアニメに付き合っているのかと私的には感慨深いものがあります。

という感慨はともかく、話は飛びますが『日本語学』2012年1月号の特集は「いまどきの命名」でした。子どもの命名、市町村合併と自治体の命名、歌謡曲の命名、家電製品の命名、と非常に幅広く面白い特集でした。
考えてみると、会社の名前や、サービスの名前、現象の名前、ありとあらゆるものに名前が付いていて、その一つ一つに考えが詰まっている、人の営みと切っても切り離せないものであることが分かります。編集者的には書籍のタイトルの命名がいつも頭を捻る重要事です。

『けいおん!』に戻りますが、これは軽音楽部の話なので「軽音」でもよさそうなものですが、ひらがなになって、さらに感嘆符まで付いています。『日本語学』の論考を読むと分かる通り、命名にはかなり時代の流れが影響していて、『けいおん!』についても、同時期漫画やライトノベルのタイトルで四文字かな(名詞)+感嘆符というものが多かった時期のようです(ちなみに現在は妙に長いタイトルが流行っているようです)。

時代の流れや、形態素、人が受ける印象など、切り口はたくさんありそうです。命名論、おもしろそうです。いかがでしょうか?(メェ〜メェ〜)

ひつじ書房では、『認知言語学論考No.7』所収「命名と名前ー命名論の新たな地平」(大月実)に人間の認知の観点から命名と名前に迫る刺激的な論考があります。
『認知言語学論考No.7』山梨正明 他編




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