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11月

2011.11.29(火)

原稿入校時 画像について

最近何度か同じような事例があったので、画像を使用した原稿の、入稿する時の注意点をまとめました。

1)画像の解像度は出来るだけ高い状態にして下さい。300dpiほどあれば、大きく引き延ばして印刷しない限り問題無いと思います。

2)画面上、または手元のプリンターで打ち出した段階で、画像がモワッとしていたら、印刷所の印刷機では家庭用の何倍も高精細で印刷されますので、確実に綺麗に出ません。ネットやデジカメが世に広まり出した頃は、印刷物でも解像度の足りないモワッとしたものが印刷されていることがしばしばありましたが、デジタルデータの扱いが普通になった現状では、解像度の足りない画像の印刷は仕方がない場合を除き、格好悪いです。

3)画像の作成ソフトにもよりますが、epsファイルやbmpファイルは無圧縮なので、保存時に劣化しません。といっても、jpgでも圧縮率を極端に高めなければ問題はありません。その他、PhotshopやIllustratorのネイティブファイルでも入稿頂けます(要アウトライン化)。

4)今は分かりませんが、数年前に印刷所で聞いたところによると、画像ファイルをMicrosoft Wordに貼り付けると、少し画像が荒くなるということがありました。画像ファイルは、文書中に貼り付けた物の他に、別途画像ファイル自体も入稿して下さい。

5)画像を自分で作ることが困難な場合、こちらで作図をすることができますが、極度に複雑なものや、スペクトログラムのようなものの場合作ることができませんので、画像保存時に高解像で保存されることを気にしておいていただければと思います。

6)作図を希望する場合、印刷した原稿にどのような図が必要なのか、完成図の見本または指示書きを入れて下さい。見本通りに作業者は作りますので、不十分な見本ですとまた後からやり直しということになります。線の太さや長さ、支点や終点が隣合う線についているのか離れているかなど、後からの微妙な調整が案外大変です。

7)本文中に画像が入る場合、画像はモノクロになります。そのことを前提に画像を作成して下さい。

8)パソコンのモニタ上からキャプチャする場合。モニタ上の解像度は72dpiなので、印刷用には厳しいです。根本的な解決策はありませんが、キャプチャしたい箇所をできるだけ画面サイズいっぱいに拡大して、キャプチャして下さい。それを縮小することで、少しでも綺麗に見えるようにします。


現状で思いつくのは以上です。
色々と細かくて恐れ入りますが、場合によっては後からもうその図を再現できないといったこともありますので、どうぞ原稿を入稿する前の段階から頭の片隅にでも(長文ですが…)入れておいていただけますと幸いです。



2011.11.16(水)

7年前のPOP

今日の朝、以前勤めていた会社の同僚からメールがありました。(私の前職は本の問屋、いわゆる取次会社です)

その内容というのは、「7年以上前、私が「社員おすすめ本」としてとある小説の文庫本の店頭用POPを書いたのですが、それを著者の方がご自身のホームページで紹介してくれていることをtwitterでつぶやいている」といったものでした。

当時、社内の企画や、出版社からの企画で販促用によくPOPを手書きで作製していたのですが、それを著者の方も見ていたと思うと、びっくりするとともになんだか嬉しくなりました。(おそらく出版社の方が渡してくれたのだと思います)

手書きしたPOPは、スキャンしてカラープリントしたものを書店に配布していたので、原本は私の手元に残ります。1枚1枚丹精込めて作製していたので、退職するときも捨てられず、いまだにまとめて実家に置いてあることも思い出しました。

その文庫本、たいへんなロングセラーでこの12月で24刷! とのこと。恥ずかしいので、書名はひみつですが、こんなことってあるのだなぁ、という嬉しい出来事でした。



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