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8月

2010.8.31(火)

秋になれば


毎日暑いですね。もう9月になるというのに、異様なほどの暑さがつづいています。 お盆の間に北の避暑地へ出かけたのですが、気温は東京とあまり差がないとのこと。どうやら湿気が多いかどうかで、かなり体感温度が違うようです。

9月になると、秋の学会シーズンが始まります。今年は東京が開催地の学会もありますが、中部、関西などへ、出張予定がいくつかあります。今年は岡山から仙台まで、本州をかけめぐることになっていますので、お目にかかることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

学会に合わせて刊行する予定の書籍も、無事にできるよう、今から段取りが欠かせません。今年は事務所のエアコンが新しくなり、よく冷えた環境で仕事をしています。本年中に、目標としている刊行書籍が順調にだせるよう、暑さに負けずがんばりたいと思います。



2010.8.31(火)

合宿にいってきました


今日は、8月最後の日ですね。毎月のことですが、あっという間に1ヶ月が経ってしまいます。

先日は、社内恒例の合宿に行ってきました。今回の宿は、上野です。 泊まった宿には宴会コースがあり、そこで、南京玉すだれを、はじめて見ることができました。唄にあわせて、器用にねじったりなげたり、一瞬の出来事で感動しました。 そして、その後、わたしは人生初、獅子舞を生で見ました! 獅子舞を演じたのも南京玉すだれをしたのも、宿の専務さんでした。最初は、中に入っている専務さんが気になっていましたが、途中からはもう獅子舞にしか見えませんでした。

さいごに全員、獅子舞には、頭をかじってもらい、福の鈴をもらいました。福をたくさんいただきありがとうございました!



2010.8.31(火)

『MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店』オープン!

9月2日(木)、渋谷に大型書店が帰ってきます。

東急百貨店本店7階に、ワンフロアとしては都内最大級の1100坪の売り場、 丸善とジュンク堂書店のコラボレーション書店と話題も事欠きません!
その名も『MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店』。

専門書もバッチリ、充実の品揃えになっていることと思います。もちろん、ひつじ書房にも書籍をたくさんご注文頂きましたので、渋谷にお越しの際はぜひお立ち寄りください。(駅からは少し距離がありますが、渋谷駅から東急百貨店への無料循環バスも出ています。たくさんお買い物をしても安心です)

新しい書店ということでお客さんの視点としては、ブックカバーや買い物袋などがどんなデザインのものになるのか(もしくは既存のものなのか)、そういった面でもたいへん楽しみです。

この秋は渋谷に行く回数が増えるかもしれません。




2010.8.31(火)

Amazon.co.jp ランキング:: 本  カテゴリ

Amazonの書籍紹介ページには、ジャンルごとに分けた本のランキングが掲載されています。

例えば、弊社の『日本語の文法』は現在以下のようになっています。

30位 ─  本 > 語学・辞事典・年鑑 > 日本語 > 文法・語法
529位 ─   本 > 人文・思想 > 言語学 > 日本語・国語学
416位 ─  本 > 語学・辞事典・年鑑 > 日本語 > 日本語研究

ところで、こちらで表示されるジャンルというのは不思議で、1)本によってジャンル分けがされたりされていなかったりする、2)見当違いのジャンル分けがされることがある、ということがあります。

ジャンル分けがされていないのならまだしも、本が違うジャンルに分類されていると適切な購入者のもとに届かない恐れがあるので、先日、Amazonへジャンル分けはどのようにされているのかお伺いしました。

すぐにお返事をいただき、このジャンル分けは取次からなどの「様々な書誌情報を基に」されているそうです。様々な情報を組み合わせるロジックがあるそうで、またジャンルによってもロジックは違うということで、そのロジックは自体は非公開だということでした。

なのでマニュアルで各本のジャンル分けの要望について対応することもできないとのことで、そうお返事をいただいてしまうとこちらとしては対応のしようがなくうーんという感じなのですが、今のところ出来るのは、紹介文に出来るだけジャンルを表すキーワードを盛り込んでおくというようなことが大事なのかもしれません。

また、書籍紹介ページの下の方には、「関連商品を探す」という項目もあります。こちらも自動的に表示されるそうですが、上のカテゴリーランキングとの微妙な違いが気になるところです。

* 本 > 人文・思想 > 言語学 > 日本語・国語学 > 文法・語法
* 本 > 人文・思想 > 言語学 > 日本語・国語学 > 日本語研究
* 本 > 社会・政治
* 本 > 語学・辞事典・年鑑

今後またこの件について進展がありましたら報告いたします。




2010.8.31(火)

社会言語科学の未来をつくる!

今週末は社会言語科学会です。今回の発表内容をホームページでみてみましたが、どれも興味深く、どれを聞きに行こうか、まよいます。社会言語科学の未来をつくる研究発表、ウォッチしなければいけません。
もちろん、聞くだけでなく、がんばってもりもり売ってこようと思います。
会場校のS先生のお話によると、展示会場が非常に暑いとのこと。「超クールビズ」でお越しください」とおっしゃっていましたので、我々、「超クールビズ」で販売にいそしみたいと思います。
ぜひ、書籍展示ブースに足を運んでいただけましたらうれしく思います。


お待ちしております!



2010.8.26(木)

ナカグロ

昨日の新聞によりますと、日本学術会議が、科学技術基本法を改正して「科学技術」を「科学・技術」と表記するように求める勧告を首相に出したとのことです。
「科学技術」と「科学・技術」。どこが違うのでしょうか。いわく、前者では「科学に基礎づけられた技術」の意味で使われがちで技術重視になってしまい、短絡的な成果主義につながりかねないので、「科学」と「技術」を並列に並べた後者が望ましいとのことです。
ナカグロひとつに、その言葉の持つ姿勢が問われます。日々文章を扱う仕事をしている身としては、心に留めておきたいことだと思いました。




2010.8.19(木)

残暑の頃

お盆も過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いております。
みなさま、お盆休みはいかがでしたでしょうか。出かけるにしても家にいるにしても熱中症が不安になるような、恵まれ過ぎたお天気でした。毎日のように熱中症で人が倒れたというニュースが流れていたような気がします。
熱中症、熱射病、日射病。様々な呼び名がありますが、熱射病は熱中症の重症度のものを、日射病は熱中症のうち、直接の日光が原因となったもののことをそれぞれ示すようです。
手紙の冒頭などでは「〜の候」のように時候の挨拶を入れますが、今の時期は「残暑の候」を使います。日射しはまだまだ夏真っ盛りといった感じですが、暦としては「残暑」なのかと思うと不思議です。
みなさま、残暑きびしい中、熱中症にならないよう、こまめな水分補給を忘れずに!




2010.8.11(水)

夏休みは明日から

先日、立石にあるうちだという飲み屋に行きました。
飲み屋にあまり行き慣れていないもので(もしかしたら行き慣れていてもうちだは特別かもしれませんが)、独特の雰囲気に圧倒されました。飛び交う注文とそれを手際よくさばく店員さん、相席が当然の店内で、隣の見知らぬ人と話す常連さんらしき人。どうにも普通の飲食店と空気が違います。お店の人が皆、ウメ割用の酒瓶二本を抱えて接客しているのが格好良かったです。レバナマと煮込みが絶品です!
ご一緒しましたSさん、ありがとうございました。業界の話など、ためになるお話をたくさん聞けて楽しかったです!

さて、明日からひつじ書房は夏休みになります。8月12日から17日までお休みとなりますので、ご用の方はご注意ください。



2010.8.5(木)

国語研チュートリアルに参加しました

先週、台風のような風の中、国語研チュートリアルに参加してきました。
この国語研チュートリアルというのは、国語研のホームページによると、「若手研究者の育成・サポートを目的とするもの」「大学共同利用機関のミッションとしての「社会連携,社会貢献,若手研究者育成」の一環」で開催されたとのこと、今回が第1回目の開催ということで、記念すべき第1回目の講師は角田太作先生でした。
チュートリアルでは、2日間にわたって、角田先生のご著書、『世界の言語と日本語(改訂版)』(くろしお出版刊)を軸にして、本書でとりあげられている「二項述語階層」や「所有傾斜」や「主格、主語、主題」についての解説、その他のさまざまなトピックについて、講義とディスカッションがおこなわれました。 ディスカッションでは、例えば、

熊がやむを得ず射殺されました。

という文をみて、不自然だと感じる人と、自然だと感じる人とでの、文法構造認識の変化がおこっているという話や、

私には、子どもが2人ある。

よりも、

私には、姪が2人ある。

のほうが言いにくい、それはなぜか? など、興味ぶかい言語事象について、角田先生からお話をうかがい、受講者とで話し合い、大変有意義な時間でした。角田先生、ありがとうございました。

今回チュートリアルを受講したしるしとして、修了証をいただけるとのことです。 ただ、レポートを提出しなければ授与されないとのことなので、この夏、がんばって書きたいと思います。

さて、ひつじ書房は本日納涼会です。ビールで、ひといきつきたいと思います。



2010.8.5(木)

日本語学校教育研究大会

日本語学校教育研究大会に出展しました。
場所は国立オリンピック記念青少年総合センター、日差しの厳しい中、遠方からいらした先生も多かったようで大変だったかと思います。
日本語学校の現場の先生がいらっしゃる研究大会ということで、他の学会とはまた違った雰囲気でした。ひつじ書房では日本語教育の研究書とテキスト、両方を刊行しておりますが、やはり現場の先生方はテキストに注目される方が多かったようです。こういった機会に実際に手にとっていただいて、目録だけでは伝わりづらい書籍の雰囲気など、ご覧いただけたならば幸いです。
ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。



2010.8.2(月)

『私学的、あまりに私学的な』刊行

7月中旬に本が出来上がり、出来てから半月近くが立ちました。実際本が出来てから書店に並ぶまで1週間程度はかかるので、読者の方の目にとまり始めてからはまだ10日ほど経った状態というところでしょうか。

ありがたいことに、たくさんの書店さんに店頭に並べていただいおり、池袋や大阪のジュンク堂といった大型書店さんからは追加のご注文もたくさんいただいています。(Amazonの「商品が入荷次第配送」のステータスはなかなか「在庫有り」になりませんね。追加で何度か納入しているので、Amazonからの(ひつじ書房への)発注が注文に追いついていないようで歯がゆい思いです)。

本書目次とまえがきの部分は紹介頁からご覧頂けるようにしていますので、まだご覧になっていない方はぜひご覧下さい。

『私学的、あまりに私学的な 陽気で利発な若者へおくる小説・批評・思想ガイド』

「1年次」「2年次」「3・4年次」「大学院」とレベルごとにどんどん難しい内容になっていくという構成で、それに伴い本文の組み方も段階ごとに変えています(気付かれましたでしょうか?)。インパクトのあるカバーや帯も併せて、そうした趣向を凝らしたこの本をすべて仕上げてくださったのは、デザイナーの奥定泰之さんです。「早稲田文学」のフリーペーパー『WB』の印象的なデザインや川上未映子さんの『わたくし率 イン歯ー、または世界』の歯と歯茎を思わせる面白いデザイン(文庫化されましたね)『JOHNNY TOO BAD内田裕也』は本を半分に割ることができる(!)、など非常に独創的でキャッチーなデザインで注目されているデザイナーさんです。
面白い本を作ろうと色々と提案してくださり、何度もやりとりを重ね無茶な要望にも辛抱強く対応して下さった奥定さんに大感謝です。ありがとうございました。

デザインと内容とのコラボレーションで読みやすさも倍増し、さらに面白い組版ということも目指したために500頁越えの大著となりましたが、読むのが全然苦にならない不思議な本に仕上がりました。

帯によると「文壇のみ○もんた」とも呼ばれる(笑)著者の渡部氏の論考の数々は、これまでの自分の文学の読み方をあっという間に変えてしまう破壊力で、読み応えも抜群。

今社内ではみなさまの目にとまるよう、社員総出で書店営業に回っています。 ぜひぜひ、よろしくお願いします!




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