“フィラー”的「寒ぅ」
一気に冬となった近頃、毎日家路につくときの外気の冷たさに身がきゅっとなります。
よく思うのは、急に寒くなったりすると、自分の会話が「寒いね」「ほんま寒い〜」「寒っ」などと著しく単調化するということです。
この「寒いなあ」という意思表示は、しばしば会話の間を埋めることに使われている気がします。
気温の極まりによっていきなり会話中の語彙が貧弱となってしまうのは良くない、と思いつつも、ある種フィラーのように垂れ流しで「寒〜」と言ってしまいます。
例えばロシアに生まれ育っていたら、こんなに「寒い」と連呼していない気がします。
暖かいものでも食べて(そして勉強して)、豊かな語彙を身につけたいと思うのでした。
板東
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