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8月



8月29日(金)


走る走る、走るひつじ!

今、ひつじ書房は、9月13・14日の社会言語科学会(@愛知大)と日本認知言語学会(@名古屋大)、ふたつの学会に合わせ、新刊を出そうと大忙しであります。

みそかつに、ういろう、えびふらい、ひつまぶし、そしてきんのしゃちほこ、、、名古屋が私たちを待っている!

先日、わたくし畑中も社長と共に印刷所にゆき、出張校正をして、さあ、いよいよ印刷に入るぞ、入ったぞ!という段階に無事至ることができました。忙しいリズムに慣れていたせいかちょっぴり拍子抜けしつつ、やはり、ほっと安心。

引き継ぎのお仕事だったとはいえ、初めて自分が関わった書籍がまもなく刊行されるのかと思うと、嬉しくて、小躍りしたい気持ちです。

畑中


2008.8.29(金)

だんだん、国会会議録


お盆休み、出雲にちらっと寄ったときに、出雲方言見立番付をおみやげにもって帰ってきました。
その番付によると、横綱は「だんだん」。
この言葉、どういう意味かご存知ですか?
ヒントはパンダの名前に似ている……というところでしょうか。 出雲の方が「だんだん」と言っておられるのを聞いてみたいと切望しています。どういうふうに、どういう音の上がり下がりで言うものなのか……とても気になっています。


全国各地の土地の言葉が一同に会す、国会での談話研究、『国会会議録を使った日本語研究』が読売新聞の書評欄に掲載、メディア社会学者の佐藤卓己氏にご紹介いただきました。
その反響を最近電話でお受けする注文などでひしひしと感じています。だんだんでございます?

この本が議員さんたちの間でも大ブームとなることを願います。

  

  

  

  

  

  

  

  

追伸
念願かなって秋の学会では東北に行くことができそうです。


板東


2008.8.29(金)

向かった先は


先日、ひつじ書房で合宿にいってきました。向かった場所は、どこかというと、バスで15分の本郷です。とても近いです。都内どころか、文京区を出ていません。そして、本郷といえば、やっぱり東大です。とまった旅館も東大のすぐ近くでした。そして私は初めて、生「赤門」をみました。さすがに歴史を感じるたたずまいで門が立っていました。そして門に入っていく東大生らしき人をみて、かっこいいなーと思ってしまいました。

合宿で本郷に行った帰り、みんなでうなぎを食べようと、お茶の水まで行きました。お茶の水から山の上ホテルの前を通ってうなぎやに向かいました。しかし、目当てのうなぎやさんは休みでした。なので、急遽、神保町に変更して、うなぎを求めてみんなでまた歩きました。歩いて神保町に向かう道のりでは、ひつじ書房の歴代の場所を見つつ、御世話になっている出版社などをまわりました。そしてようやく、うなぎやさんにたどり着きました。最後は、みんなでビールを飲みつつ、うなぎをおいしくいただきました。

私にとっては、また新たな東京を発見した合宿でした。


細間


2008.8.29(金)

北京五輪

4年に一度のオリンピックが終わってしまいました。

福田首相が「2週間テレビに齧り付いて見ていました」とコメントしていましたが、私もいろいろな種目を時間が許す限りウォッチングしました。競技結果もさることながら、解説者の方が達者であると、そのスポーツ自体が興味深く思えてくるので不思議です。かたや実況はたんたんとしている語り口の方が、私は好きです。

さて、そんなオリンピックの話題を若い人たちに話すと・・・
「ああ、やってますよね」
「見てないです」
と、さみしい返答。みんなそれぞれお忙しいのだと思います。

オリンピックは誰もが注目しているとどこか思いこんでいたのですが、違うのですね。私は「アテネの時は・・・シドニーの時は・・・」とオリンピック・イヤーは自分の想い出や状況込みで記憶に残っているんですが。「日本で、オリンピックを!」をスローガンに、2016年開催のオリンピック招致活動が行われていますが、まずは若者の意識改革?(オリンピックLOVE)が必要かもしれません。

ひつじ書房は8月末、年に一度の常備切り替えとなっております。ご注文頂いた書店様には9月初めにお届けとなりますので、入れ替え・棚揃え等よろしくお願い申し上げます。ちなみに常備店は昨年より2店増加の50店となりました。

☆2008年度常備店一覧☆

9月には長らくお待たせしている新刊が続々刊行の予定です。私も非常に楽しみです。


2008.8.22(金)

喉元過ぎれば


今朝、家を出たら、すがすがしくちょっと涼しいくらいの陽気だったので驚きました。スコールのような雨が毎日降っていると思ったら、急に秋のような気配となりました。
夏生まれのせいか、年々夏が好きになっていく私は、夏の終わりを告げられると何だか寂しい気持ちになってしまいます。(また、9月にも暑い日があるでしょうが)

ひつじ書房は先週お盆休みでした。私は普段行かないお墓参りに行き、実家には帰らなかったものの、西の夏を二日間ほど満喫して帰ってきました。

秋の学会は、各地で行われるので、どこに行くのか、というのが私の今の関心事であります。(密かに東北を希望しています。)
学会シーズンの幕開けということはイコール秋の収穫祭ということ、気を引き締めて頑張りたいと思います。



板東



2008.8.8(金)


ナンバリングの役割

ナンバリング。きょう、覚えたお仕事の名前です。これが楽しくて楽しくて…。

どういうお仕事かと言うと、本を作る過程の中でもはじまりのほうのお仕事で、執筆者である先生から受け取った原稿に専用の鉄製ハンコで通し番号をふってゆく、ナンバーリング、その名の通りのお仕事です。

このお仕事の意味を社長に問うと「“先生の原稿”から“印刷物”に生まれ変わる、大切な儀式のようなもの」なのだそう。本の総文字数を出すために、更には印刷屋さんが流れよくお仕事ができるように、ばらばらになっても繋がっていられるように、というようにナンバリングの役目はかなり重要、らしい。なるほど!

この手で、今この瞬間、パーソナルな原稿からオフィシャルな原稿へと変化させている!と思うとわくわくしてしまう…。鉄製ハンコを紙に押し付けるときの「がちっ、がちっ」という固い音もまたフェティッシュを感じずにはいれず、私は1人でニヤけながら、今日は約200の数字を振り付けました。

畑中


2008.8.8(金)

温度


さいきんものすごく暑い。夏だから当然なんだけれど、とても暑い。日本の夏は、毎年毎年温度があがっていると感じる。朝、駅にむかって歩いていると、毎朝打ち水をしているおじいさんがいる。朝8時すぎでも、もうすでに太陽が照りつけていて、汗がでてくるが、その道を通るときは、一瞬だけどひんやりとした空気を感じる。打ち水の効果は、研究者のあいだでも期待されているようだ。新聞にそういう記事があった。
都会のビルの屋上に緑がたくさんある公園をつくったりもして、世間では温暖化対策としてさまざまな努力をしている。ほんとうに効果があるのか、よくわからないが、都会のなかにいても、たしかに木陰や緑のなかにいると周りよりも少しだけ温度が低いことを感じるし、打ち水でひんやりした空気を実感する。



細間


2008.8.8(金)

アクサン


先生にお会いし、企画をお聞かせいただく中で、様々な研究と出会います。中でも、普段ふれあうことのない言語について研究されている先生や、あまりお目にかかることのない言語が、文中に引用されているケースなど、知らない言語と出会うのは大きな喜びであります。

高校時代にフランス語の授業を受講していたせいか、アクサンのついた文字が形態として気になってしまいます。(テギュかグラーヴか、というのに混乱したこともありますが)日本の、謡本やお経などについている発声のしるしなども非常に興味深い。

日本で馴染みがなければない言語ほど文字化け率は高くなり、本にする際に「校正者泣かせ」となるでしょう。それでも、アクサンのついた言葉を目にすると、美しいなとほれぼれします。

私の大きな関心事のひとつである約物は、文体論の中で論じられることが 多いようですが、このアクサンは1文字のすみっこでその形態と音声を示しているというところ、学術論文にはその内容もさることながら、たち現れる様々な事象につい惹かれてしまいます。


追記
約物は、文のどういう役割か、言語学の中でどう論じうるか。考え出して、森脇さんにいろいろ聞いたりして、ますます約物が気になります。言語研究における約物の意義深い研究を探して、読んでみたいと思います。



板東



2008.8.1(金)


イメージに酔う。

フルタイム勤務を初めて2週間が経ちます、畑中です。あれよあれよと一日が過ぎてゆき、やるべきことと、やらねばならぬことと、やりたいことが…うーん…なかなか思うようにいきません。が、時間はずんずんと先をゆきます。

先週の日曜日の話になりますが、高本先生と社長に呑みに連れて行っていただきました。高本先生とは初対面で(というかそもそも新人の私はどの先生方とも初対面なのですが…)、なのに、これは先生のお人柄ゆえん、私はとてもリラックスしてしまい、リラックスしすぎ!?と後々反省してしまうくらい心解きほぐれ、とても愉しくすてきな時間を過ごさせて頂きました。高本先生のおはなしはすごく面白くて、なにが面白いのかと言うと、聞き手にイメージを与えるのが上手なお話のされかたで、アートの話、お祭りの話、本居宣長の話、中学生時代の授業毎に更新されてゆく連載小説のお話、ひとりでモールス信号発信/受信のお話などなどなど…もう、いますぐにでも映像化したいイメージを私はたくさんたくさん与えていただいたのです。

刺激的だったなぁ…高本先生から贈られたイメージを反芻しながら気分良く電車に揺られ、家へと帰ったのでした。

畑中


2008.8.1(金)

誕生日


今日から8月になりました。早いですね。先週は隅田川の花火大会でしたが、そんなことはまったく気づいていませんでした。そういうことについては、とても情報を得るのが遅いです。毎日カレンダーを見ているのに、気づかないことが多い。
ひとの誕生日については、とくにそうで、カレンダーを見ながら1週間前には、「来週は、○○の誕生日だな」とか覚えているのに、1日前ぐらいになるとほとんど覚えていなく、当日なんて、もうまったく忘れてしまっています。そして気づくのは、だいたい当日がおわった午前0時過ぎ。いつも、「またやってしまった」と後悔します。
1日遅れの誕生日おめでとうは一番ださいと思います。けっきょく今年も言えなかったな、と当日の次の日ぐらいに後悔をします。そして来年こそは、と誓います。今年はあと半分あるので、後悔のないようにしたいと思ってます。



細間


2008.8.1(金)

まんまるカルカン


早くも葉月となり、お盆も近づいてまいりました。 今日はお世話になっている大津先生から、とてもすてきな贈り物が届きました。

何かというと、その説明は簡単なようで難しい。

「ふわふわしていて、でも結構手にずっしりとくる、まるいほわほわしたかわいらしいもの」といったところでしょうか。少しだけ、和菓子のカルカンを彷彿とさせます。
お手玉のようでもあります。








このかわいらしいまんまるひつじはひつじ書房のアイドルとして君臨することでしょう。大津先生、ありがとうございます!

雷雨の夜の後、すこし涼しい日が続きました。 水羊羹をおやつに、今日もすこしひんやりめに過ごしております。

皆様も、どうか涼しげに(涼しいふりをして)お過ごしください。



板東


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