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4月





2008.4.25(金)

電話

先週の土曜日は、中国現代文学飜訳会の皆さまとお会いしました。中国語のとびかうインターナショナルな場に目をまるくしながらも、皆さまといろいろなお話ができ、とても楽しい時間をすごすことができました。飜訳会の皆さま、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

うってかわり今週は大興奮の印刷工場、製本工場見学、もありましたが、いちばん変わったのは、電話をとりはじめたことかもしれません。
電話をとるのは難しく、既にいろいろと失敗をしてしまい、 ご迷惑をたくさんかけてしまいました。 ただ、いろいろな方と電話でお話しをするのは、とてもおもしろいです。ひとつひとつの電話にちゃんとうけこたえられるようにじゅんぐり覚えてゆきたいです。

ちなみに、社長の着信音はとてもインターナショッナルです



板東




2008.4.25(金)



今週は、印刷工場と製本工場の見学に行きました。 いつも見ている本が、どのようにして出来ているのかを実際にみてきました。 印刷をするまでは、機械のちからを借りながらも、ひとの手によっていろいろな作業が行われています。しかし、ひとたび印刷物が本のかたちになっていくときには、ほとんどが機械化されていて、本があっというまにできあがります。
いちばん頭にのこった行程は、印刷された紙の束が、ページの形に折られてまとめられていくところでした。この行程で、紙はただの紙から、本という冊子のすがたになっていきました。それをみていると、本というのが、ひとつひとつの紙が折られて束になり、さらにその束が集まってできているということを、再確認します。そして、その冊子状のかたちが本なんだなあと、あらためて感じ、わたしは本のかたちが好きだということにあらためて気づいた。


細間




2008.4.18(金)

手が真っ黒になりました。

今週の水曜日と木曜日は浅草の倉庫へ行きました。
倉庫は細間さんも書いていますが、お寺の地下にあって独特の雰囲気、おもしろい空間でした。 そこで本の数を数え、積み、本の重さをしみじみと(つくづくと) 感じつつ、書名や本の積み方など覚えられてよかったです。

こんなに手が汚れるのもひさしぶり、というくらい手が真っ黒になりました。 小学生の頃は毎日手が真っ黒だったことを思い出しました。

今では外では移動だけのことが多いですね。 今日も筋肉痛ですっかりよたよた歩きで通勤していました。
階段ののぼりおりが非常にハードです。

週末は動物園に行きます。
外でいろんなものをさわってきたいと思います。


板東




2008.4.18(金)

浅草

浅草にあるひつじ書房の倉庫に行きました。 その倉庫は、東本願寺の地下にあります。 倉庫お寺の下にあるというのは、意外な感じがします。 入ると、外よりも少しひんやりしていたのですが、動きはじめるとどんどん暑くなっていきます。
二日間の倉庫整理で、いつもと違う筋肉を使ったのでまだ体に違和感があります。 体はつかれたけれど、会社のひとともまたすこし近づけた気がします。
それから、浅草で食べた天ぷらはとてもおいしかった。 来週もまたがんばろう。

細間




2008.4.16(水)

ことばに魅せられて

早いものでもう4月も3週目になってしまいました。刊行をお待ちいただいている本をたくさんかかえてしまいとても恐縮であると同時に慌ただしい毎日を過ごしています。

さて、今日はその中の1冊『ことばに魅せられて 対話篇』をご紹介したいと思います。

本書は好評大津由紀雄先生の『探検!ことばの世界』の姉妹編にあたるものです。イラストは前著と同じく早乙女民さん。綿密なミーティングを重ねながらすすめてまいりました。その甲斐あり、本書は芝居仕立てでことばの世界を巡るとても楽しい本になっています。

早乙女民さんは、絵本などのイラストも手がけていらっしゃり独特の線やキャラクターで、読んでいるとぐいぐい引きつけられてしまいます。今回も大津先生の文章とイラストやマンガが見事にコラボレーションしています。一話一話独立して(時には続いて)ことばの魅力について知ることができながら、全体を通すゆるやかな物語性もあり、クライマックスに私は感動してしまいました。授業などで一話ずつ勉強していって最後に至ると感動もひとしおではないでしょうか。
また、章の途中に挟まれている番外編は、お腹をかかえて笑ってしまいます。必見です。

ひつじ書房はいつも装幀にも力を注いでいますが、本書も大変凝っています(まだ完成していませんが)。刊行した暁にはぜひ手にとってご覧下さい。

いましばらくお待ち下さい。




2008.4.11(金)

さくらのあと

東京ではさくらはもう散ってしまいました。先週は、さくらの花びらが地面の上にたまっていて、それもまたきれいだったのですが、今はもう花びらはどこかへ消えてしまいました。
さくらが咲く頃には、雨の日が多く、風も強いので花びらは飛ばされてしまいます。今週はあらしのような天気の日もあって、傘が風で折れてしまったほどでした。
さくらは、雨のせいで散ってしまいますが、地面は、雨や風によってきれいになります。いまではもう、すっかり春らしく、景色はみどり色になりました。
自然は自分が散らしたものを自分でそうじをしていきました。自然というのは、よくできているなとあらためて感じます。わたしも自然をみならって、自分のことは自分できちんとできる、そんな大人になりたいです。

細間




2008.4.11(金)

あとの ○ ○

昨日『中国現代文学』がついに到着しました。

自分の装丁した本がいよいよ出版されるのはうれしい反面、
組版のことなどいろいろと不安です、がやはりうれしいです。
『中国現代文学』で、お世話になった皆さまに心よりお礼申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
次号からはもう少しご迷惑かからぬよう頑張りたいと思っています。

再来週は取次さんや製本やさん、印刷やさんに行き、見学させていただくとのこと。

大学生のとき日本写真印刷さんへ見学に行ったことがあります。
学生は制作、作品の完成が終着点で、印刷の段階は、自分のデザインがどういうふうに印刷されるかという、ある意味「後」を見るためのものでした。

ひつじ書房で働きはじめて1ヶ月ほどになり、完成された本がどういうふうに流通されているかという、学生時代には見えなかった「後」の後にくるその巨大さにひゃっとなります。出版流通の仕組みはおぼろげには知っていたものの、その端で自分も役割を担っているのかと考えると、自分が想像していた以上に社会に接しているという実感があります。三井さんに取次さんとのお仕事などを教えていただいては、そうなっているのかと納得、感心しています。感心もほどほどに、仕事を覚えていかなくてはならないのですが。今印刷工程を見学するのは、そういった意味でかなり違うと思っています。


『中国現代文学』は来週あたりに書店に並ぶと思ぶとのこと、
世界文学の棚のあたりに、そのひつじ書房から旅してきた本を、
こっそりとのぞきに行こうかなあと思っています。


板東




2008.4.4(金)

桜前線

先日お休みをいただき、卒業旅行に行ってきました。
チベットに行く予定が出発の5日前にキャンセル、ということで国内へ、 寝台列車で鳥栖まで行き、長崎を最南端として、そこからぶらぶらと本州まで戻ってきました。 チベットは5月頃に外国人の観光許可が下りるのだとか。

学生気分に浸るだけ浸り、帰ってみれば、4月、社会人となりました。
今はデザインした『中国現代文学』の、自分の引き起こす諸問題にてんやわんやしています。

今日ひつじ書房はお花見です。
桜の中にふっくら咲く桃の花を見ると石井桃子先生のことを考えます。
石井先生にいつかお会いしたいと思っていたのに、その夢を果たすことはできませんでした。

石井先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
がんばらなくては、と心に誓う新卒の新米でした。

板東




2008.4.2(水)

学会に参加しました

社会言語科学会という学会で、西荻窪にある東京女子大学で開かれました。そこでは、ひつじ書房の本をならべて、たくさんのひとに買っていただけるように、ポップなどをつくりました。ちいさな本やさんというかんじです。
学会には、言語の研究に携わる先生や研究者の方々が、全国から集まっていました。ひつじ書房で本を出版されていたりして、ひごろお名前だけを目にしている方々にお会いすることができました。実際にお会いすると、お名前から想像していたイメージとのギャップなどもあり、イメージや名前というのは興味深いものだと改めて感じました。
また、多くの先生にお会いできたことで、わたし自身のひつじ書房の本を見たときの感じかたも変わったように思います。本を手にしたとき、著者の名前をみて、その先生の顔が思い浮かんだりして、本のひとつひとつが以前より近いものになった気がしています。

細間




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