音楽、なにで聴く?
先日、学校から帰ってきた子どもがゆずの『夏色』を口ずさんでいたので、なんで30年近く前の歌を知っているのかと聞いたところ、給食の時間によくかかるのだということでした。
リクエストなども受け付けているようですが、CDがないと放送できないということで、この年代の曲がかかることが多いようです。いまの学生はCDで音楽を聴くこともないでしょうから、中学生の親世代が聞いていた曲が思わぬところで引き継がれていたのでした。
この春に重版となった『日本で学ぶ留学生のための中級日本語教科書 出会い【本冊 テーマ学習・タスク活動編】』には、聴解の教材としてもともと音声CDが付属していましたが、今回の重版から音声はインターネットでのダウンロード形式となりました。
これまで印刷所を通して仕事をお願いをしていたCDプレスの会社が辞めて(廃業して?)しまって、もしCDを製作するとなるとプレスを台湾で行わなくてはならないということで、納期的にもコスト的にも総合的に判断して、CDの付属を取り止めるという判断になりました。
これまでにもいくつかの日本語表現法、語学教材で音声CD、CD-ROMの付属を取り止めていますが、大きな問題もなく、むしろ購入者の方から「CDを再生する機械を持っていないので、データで入手できないか」という問い合わせを頂くことがあるくらいです。
みなさまの生活の中にまだCDは存在しているでしょうか。
学校の教室や講義室の再生機器でCDは使えますでしょうか。
お使いのパソコンにはCDのドライブが付属していますか、外付けで使っていますか。
私自身も音楽を聴く際はデジタル音楽配信サービス等を利用することが多く、なかなかCDと縁遠くなってしまっているような気がします。
思えば子どもの頃からいろいろな媒体・メディアを使ってきました。
音楽だけでもレコード、ソノシート、カセットテープ、CD、MD、それ以外にもビデオテープ、フロッピーディスク、MO、レーザーディスク、DVD、ブルーレイディスク・・・・・・。それぞれ、めんどうなことも多かったですが、それぞれの良さもあったように思います。中身は同じといわれてもその入れ物が、いろいろなものが形のないデータというものに置き換わってしまって、とてつもない寂しさを感じています。
また一方でスマホがないと生活が出来なくなっているのも事実で、デジタルデトックスとはほど遠い毎日です。
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