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12月

2019.12.3(火)

英語の民間試験導入延期


先月、大学入学共通テストへの英語の民間試験の導入が延期されましたね。

振り返ると、2013年5月に当時の自民党教育再生実行本部が、「入試・卒業要件にTOEFL」等の外部試験を導入する等の提言を出したことを受け、弊社では、以前から危険な英語教育の方針に警鐘を鳴らし続けていた4人の先生方、大津由紀雄先生、江利川春雄先生、斎藤兆史先生、鳥飼玖美子先生による『英語教育、迫り来る破綻』を同年6月に緊急出版しました。

その後も4人の先生方(+ゲストの先生)による、日本の英語教育政策について問題提起を行う本を出版してきました。『学校英語教育は何のため?』(2014年)、『「グローバル人材育成」の英語教育を問う』(2016年)、『英語だけの外国語教育は失敗する』(2017年)。

2017年には、藤原康弘先生、仲潔先生、寺沢拓敬先生編『これからの英語教育の話をしよう』を刊行。2017年3月に発表された次期学習指導要領と英語教員養成・研修のカリキュラムに対して、具体的かつ建設的な提案を行っています。

同年12月には、阿部公彦先生の『史上最悪の英語政策』を出版。大学入試の英語の民営化を徹底的に批判しています。

今回延期が発表され、ひとまず安心と言えるかどうかわかりませんが、受験を控える高校生、現場の先生方を混乱に陥れたことは猛省し、今後の英語教育はどうするべきかあらためて議論しなければならないでしょう。

先日『英語教育、迫り来る破綻』を読んだ高校生からメールをいただきました。「英語教育は混乱が続いているが、自分の知識や考えを豊かにして、それを英語で相手に伝わるように学習を続けていきたい」という力強い内容でした。
励みになります。ありがとうございます。





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