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10月

2017.10.13(金)

幼少期の読書体験



ひつじ書房からすぐのところに、「てんしん書房」という、児童書専門店が先ごろオープンしました。
先日、お店をのぞいてみたのですが、可愛らしい店内は、ベビーカーを押したままでも見て回れるように配慮されており、店主厳選の絵本が数多く並んでいました。 懐かしい絵本がたくさんあり、思わず手に取って眺めました。


自分の幼少期を振り返ってみますと、我が家はおもちゃはほとんど買ってもらえなかったのですが、代わりに、絵本だけはたくさん買ってもらえました。書店に行くと、好きな本を1冊買ってもらえるというシステムで、毎回どれにしようか迷っていた記憶があります。そういうわけで、いまも実家には絵本や児童書が300冊近くあります(先日母に確認しました)。

また、母は毎晩のように読み聞かせもしてくれました。毎回いろいろなストーリーにわくわくしたことを覚えています。ジャンルは違えど、現在、出版社に勤めているのは、そのように本に囲まれて育った幼少期の影響もあるかもしれません。

そんな母は、いま地元の小中学校で図書館司書の仕事をしています。いろいろな本に興味を持ってもらえるようにとあの手この手で奮闘しているようですが、子どもたちはマンガ以外の本をなかなか進んで読もうとはしてくれない、とのことです。

一昔前にはなかった新しい技術がどんどん誕生し、進化するとともに、娯楽も多様化しています。いまの子どもたちは、スマートフォンが当たり前にある時代に生まれ、動画サイトやSNSなども日常生活の一部になっているかもしれません。読書の影がだんだんと薄くなっていくのも、日々変化する現代社会においては必然的な現象かもしれません。

そのような厳しい時代ではありますが、てんしん書房さんにはぜひ頑張っていただきたいなと、同じ出版業界に身を置く者として、また、絵本とともに育った人間として、思わずにはいられません。一人でも多くの子どもが本に親しんでくれたら、そして、活字離れを食い止められたら、と切に願います。

みなさま、ぜひ、てんしん書房さんへ足を運んでみてくださいませ。


こどもの本屋 てんしん書房
〒112-0002 東京都文京区小石川5丁目20-7 1F



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私の日誌とは別件になりますが、現在、1993年1月24日付の東京新聞の読書欄に掲載された、「江戸の蘭方医の苦闘」という書評記事を執筆された方をさがしています。こちらは、早稲田大学名誉教授 杉本つとむ先生のご著書『江戸の蘭方医からのメッセージ』(1992年、ペリカン社)に対する書評です。記事の最後に「(漢)」というペンネームが記載されているのみで、どなたが執筆されたのか不明です。

1992年から1993年あたりの東京新聞の書評欄をご覧になっていた方や、何かお心当たりのある方は、ひつじ書房兼山までご一報くだされば幸いです。





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