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2025.11.6(木)

デジタル全盛時代にあっても



10月が終わりました。11月に入りまして、もう数日が経ちます。毎月のように、「○月もあっという間だった」と言っている気がします。11月も12月もあっという間に過ぎ去って、2025年が終わってゆくのでしょう。このあいだおせちを食べたような気がするのですが……。

先週のスタッフ日誌では、10月27日から11月9日が読書週間であると書きました。せっかくまだ読書週間が続いておりますので、今週も本に関連する話題にしたいと思います。数日前、Xで「ほとんど本を読む時間はなさそうでも、外出時の荷物には必ず本を入れてしまう方はいらっしゃいますか」という投稿があり、話題になっていました。私も、「はいはいは〜〜〜い!!」と挙手をする代わりに、すかさず「いいね」を押したうちのひとりです。近所の買い物は小さなポシェットに最低限の荷物だけを入れて済ませることもありますが、地下鉄でほんの2駅だとしても、電車移動があれば必ず鞄に文庫本をしのばせるのが習慣です。帰宅してから鞄の中を見て、外出中一度も開かなかった本と目が合っても、「持って行かなければよかったなあ」とは思わないのが不思議です。

デジタル全盛の時代に、わざわざ紙の本を持ち歩くことを好む人々が思いのほか多くいることを、(紙の本をメインに刊行する)出版社に勤める人間としてはとても嬉しく思います。紙の手触りを愛する気持ちは何にも代えがたく、私も紙の本を愛好しています。ただ、最近は雑誌ですと、付録欲しさでない限りはデジタルで読むことも増えてきました。私見ですが、絶対的にデジタルがよい、紙がよい、という話ではなく、今後はそれぞれの特徴を生かしてハイブリットに利用する動きが加速していくのだろうと感じます。

来る冬将軍に怯えておりますが、秋の気配の残るうちに、みなさまも引き続き読書の秋をお楽しみください。






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