【出版】スタッフの異動にともなう編集体制について

2008年3月19日(水)

【出版】スタッフの異動にともなう編集体制について

ひつじ書房は、昨年の6月より、私を入れまして5名の編集部体制で進めて参りましたが、明日、3月20日をもちまして、3名が退社いたしますことになりました。これから、しばらくは、編集長の松本と森脇の2名で本を編集してまいります。退社しますものが担当しておりました書籍は、担当者からご連絡をしておりますが、松本が引き継ぎますので、今後は松本までご連絡下さい。また、これまで著書を出された方で、今後の連絡先が分からないという場合は、どうぞご遠慮なく、松本功までご連絡下さい。

私は、これまでもっぱら、研究書の編集は後進に任せまして、大学教科書の編集を主にしておりましたが、研究書の編集に力を注ぎます。ひつじ書房の使命の中心は、研究書の出版にあると思うからです。5人の仕事を2名で行いますので、申し訳ないことですが、現実問題として、進行が滞るということが予想されます。仕事のキャパシティには限度がありますので、次のような優先順位で、進めて参ります。著者の先生方、刊行を心待ちにして下さっているみなさまには大変ご迷惑をお掛けしてしまうことになりますが、どうぞお許し下さい。

優先順位

1)研究者の方の単著の研究書
2)記念出版などの期限の決まっている論文集
3)春の内に刊行する教科書
4)先に進めていた論文集・講座物
5)複数の著者のいる言語教育系の論文集

編集をすすめるとともに、さらに新しい人を育てたいと思っています。今も2名の新人が来てくれています。1人は、編集及び全般の仕事のアシスタントで、もう1人は、製作部ということになると思います。私の両サイドの席に座って、仕事を覚えはじめています。まだ、社員ではなく見習いという身分ですが、ちゃんとした社会人になって、かつ、本を作る喜びを体感して、長期的にひつじ書房を支えてくれる人になってもらいたいと思っています。どうぞ暖かい声を掛けてやってくださいますよう社長としてお願いします。

ひつじ書房は、経験者を募集していますが、簡単には決まらないと思います。また、困っているということで、安直に採用することはせずに、よい人がきてくれるまで辛抱強く待ちたいと思っています。しばらくのあいだ、残ってくれているスタッフと新人たちの力で、何とか現在の事態を乗り切っていきたいと思います。出版活動が、ご期待に十分にはおこたえできない時期が続くと思いますが、無理をせず、何とかこの山を越えていきますので、どうぞご支援いただけましたら幸いに存じます。


執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



「本の出し方」「学術書の刊行の仕方」「研究書」スタッフ募集について日誌の目次

日誌の目次へ
ホームページに戻る


ご意見、ご感想をお寄せ下さい。

房主
i-matumoto@hituzi.co.jp