2005年3月31日(木)ひつじ書房第2回インターン発表会
2005年3月31日(木)

ひつじ書房第2回インターン発表会

年度替わりの3月末は、旅立ちの時期だ。ひつじ書房では、大学4年生にインターンとして来てもらい、実際に仕事をしてもらうことを昨年度から、行っている。ひつじ書房のインターンは、実際に本を作ってもらい、本というのはどういうふうにできるのかを体感してもらう。彼らが、卒業するとき、インターンの経験を発表してもらう。昨年に続き2回目となった。昨年は、ひつじに大学1年からアルバイトで来ていた黒木さんと4年で就職が決まってから来た藤岡くんの二人だった。二人とも4月からは、それぞれの就職先で活躍している。

今年は、ひつじ書房で4月から新入社員として働く森脇くんと4月からは図書館学の大学院生となる大作さんの二人をインターン生として働いてもらった。大作さんも、大学院生になると同時にひつじで4月以降も働いてくれる。

インターンに来る前とインターンを終えた現在では大きな成長が生まれていると思う。森脇くんは、1月から実際にひつじ書房の業務をこなしてきた。今まで私が作ろうとして作ることのできていなかったデータベースを作り上げた。(卒論が終わってからだったので、4月までに本を作ってもらうことはできなかった)大作さんは、小野先生の本を北村といっしょに作り上げた。ビジネス支援図書館推進協議会の事務局の実際の作業を果たしてくれている。それらは確かな成果だ。誤解のないように付け加えておく。仕事ができるようになったことだけを成長だと考えているわけではない。仕事を通して、ものを作っていくことを知ることができたこと、そのプロセスで学んだ何かは精神的にも大事なことであるはずだ。

二人は、4月以降もひつじで働いてくれる。それぞれが次なるステップで、ひつじ書房で活躍してくれると同時に多くのものを学んでくれることを願っている。

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