2002年3月19日(火)

紀要の納品

毎年、この時期、学習院大学の文学部の紀要を編集して、納品している。ことしも無事に納品することができた。この紀要を編集しているおかげで、『文学者はつくられる』を出すことができた。この紀要の編集中に山本先生の論文に興味をひかれたからだ。さらに、今は、長沼豊先生と『市民教育とは何か』を進めている。紀要から本ができることはまれなことだろうと思う。紀要も出会いがある媒体なのだ。

あと何本か紀要を仕事とできれば、執筆者との出会いが増えて、本を作る機会も増やせると思う。このようなことは、紀要を印刷所に出していると起こりようがない。出版社で紀要を作ることで、編集者との出会いがあって、化学変化が起こる。大学の情報発信としては、これも意味があることだと考える。

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