ひつじ書房 真田信治著作選集 シリーズ日本語の動態 第2巻 地域・ことばの生態 真田信治著 1 ひつじ書房 真田信治著作選集 シリーズ日本語の動態 第2巻 地域・ことばの生態 真田信治著
2018年7月刊行

真田信治著作選集
シリーズ日本語の動態
〈全4巻〉第2巻

地域・ことばの生態

真田信治著

ブックデザイン 大崎善治

定価1600円+税 四六判並製カバー装 172頁

ISBN 978-4-89476-916-8

The Ecosystem of Language in Community

SANADA Shinji

ひつじ書房



「日本語の動態」に関するシリーズの第2巻である。日本語の多彩さのなかで地域差だけが目立っていた時代はいまや幕を閉じつつある。そのかわり、その地域差を含んだ社会差、機能差などのさまざまに絡み合った日本語のバリエーションが注目される時代が登場してきている。本書では、その情況に関する著者の既発表の論稿をセレクトし集成した。国語教育、日本語教育に携わる人だけでなく、一般の方々に是非とも読んでいただきたい。



目次

まえがき
図・表リスト

1. 地域のロゴス
2. ことばの変化のダイナミクス
3. スタイルとしての「ネオ方言」
4. スタイル切り換えの様相
5. フィールドワークの方法
6. 関西方言の現在
7. 変容する大阪ことば
8. 世代とことば
9. 方言の意識化について
10. ことばの社会的多様性
11. 新しい発話スタイルに対する評価 奄美の場合
12. 方言研究における不易と流行
13. 「方言周圏論」の陥穽を超えて
14. 〈書評〉添田建治郎著『日本語アクセント史の諸問題』
15. 方言研究の新たなる出発

出典一覧
あとがき
索引



著者紹介
真田信治(さなだ しんじ)
大阪大学名誉教授。
1946年、富山県生まれ。東北大学大学院修了(1970年)。文学博士(大阪大学、1990年)。国立国語研究所研究員、大阪大学大学院教授などを経て現職。専門は、日本語学・社会言語学・接触言語学。


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