ひつじ書房 学習を評価する 国際交流基金 著 学習を評価する 国際交流基金 著
2011年5月(3月)

国際交流基金 日本語教授法シリーズ 第12巻

学習を評価する

国際交流基金 著

B5判並製 1,100円+税

ISBN 978-4-89476-312-8

ひつじ書房



評価は、教師と学習者が学習成果を共有し、今後の方向性を考えるための材料である。また、学習の動機にも大きな影響を及ぼす。この教材では、目的に応じたテストの作り方、テスト結果の分析やフィードバックのしかたなど、評価に関する基本的な理論や方法を実践例とともに解説する。知識を測るだけでなく、技能や運用を評価する方法(インタビュー・テスト、ポートフォリオ評価、Can–Do–Statementsなど)も積極的に紹介する。


【目次】

1 「 学習を評価する」とは
 1-1. 誰のための評価か
 1-2. 何を目的とした評価か
 1-3. どんな能力を評価するか
 1-4. 評価の方法
 1-5. 学習者にとっての評価

2 テストによる評価
 2-1. テストが測るもの
   (1)言語を知識に分解して測るテストと統合的な運用を測るテスト
   (2)実生活の言語運用に近いテスト
   (3)採点の基準
   (4)テストで測れるもの・測れないもの
 2-2. テスト作成の留意点
   (1)妥当性
   (2)信頼性
   (3)真正性
   (4)学習への波及効果
 2-3. テストの問題例─言語知識を測るテスト─
   (1)文字のテスト
   (2)語彙のテスト
   (3)文法のテスト
 2-4. テストの問題例─統合的な運用を測るテスト─
   (1)読む力/聞く力を測るテスト
   (2)書く力/話す力を測るテスト
 2-5. テストの設計
   (1)テストの全体像を確認する
   (2)テストを作る
   (3)テストを実施する
 2-6. テスト得点の分析
   (1)正答率と識別力
   (2)平均値と中央値
   (3)度数分布表とヒストグラム
   (4)標準偏差

3 テストによらない評価
 3-1. ポートフォリオとは
 3-2. ポートフォリオには、いつ、何を、どのぐらい入れるか
 3-3. ポートフォリオの評価はどのように行うか
 3-4. 自己評価の力を育てるために

解答・解説編
【参考文献】
巻末資料





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