日本語文法史研究 5 青木博史・小柳智一・吉田永弘編 日本語文法史研究 5 青木博史・小柳智一・吉田永弘 編
2020年11月刊行



日本語文法史研究 5 

青木博史・小柳智一・吉田永弘 編

A5判並製カバー装 定価4,000円+税

ISBN 978-4-8234-1046-8

ひつじ書房

The Historical Research on Japanese Grammar 5

Edited by Hirofumi Aoki, Tomokazu Koyanagi and Nagahiro Yoshida

【内容】
本書は、日本語文法史研究の発展を目指して編まれた論文集の第5号である。隔年刊行であるため、取り組みを始めてから10年になる。考察の対象とするテーマや時代、方法論の如何に関わらず、文法史を記述するとはどういうことか、という課題に自覚的であり続けている。研究論文10本の他、テーマ解説、文法史の名著、研究文献目録を収めている。



【目次】

はしがき


「動詞終止形+ト」を前件とし後件に引用動詞を持たない文の位置づけについて
 吉井健

上代におけるミ語法と「動詞終止形+ト」節の構文構造
 勝又隆

上代語の従属節、主文連体形・已然形節における主語標示 ―ガ、ノ、無助詞における意味的、統語的な制限の検討―
 竹内史郎

述部内部の係り結び ―連体形ニアリに係助詞が介入する場合―
 近藤要司

中古の「らむ」―体系変化と用法―
 仁科明

中古語における連体助詞的な複合辞「といふ」の諸用法
 辻本桜介

短単位N-gram からみた『虎明本狂言集』と『天草版平家物語』の表現の特徴
 渡辺由貴

近世期における受身文の東西差
 山口響史

「動詞連用形+動詞」から「動詞連用形+テ+動詞」へ ―「補助動詞」の歴史・再考―
 青木博史

機能語の資材―昇格機能語化と複合機能語化―
 小柳智一

【テーマ解説】モダリティ  高山善行
【文法史の名著】小林賢次著『日本語条件表現史の研究』 吉田永弘

日本語文法史研究文献目録2018–2019 
索引
執筆者紹介


【執筆者紹介】
編者:青木博史(九州大学大学院人文科学研究院准教授)、小柳智一(聖心女子大学文学部教授)、吉田永弘(国学院大学文学部教授)
執筆者:青木博史、勝又隆、小柳智一、近藤要司、高山善行、竹内史郎、辻本桜介、仁科明、山口響史、吉井健、吉田永弘、渡辺由貴

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