これからの話し合いを考えよう 村田和代編 これからの話し合いを考えよう 村田和代編
2020年12月刊行

シリーズ 話し合い学をつくる 3

これからの話し合いを考えよう

村田和代編

装丁者 渡部文

A5判並製 定価3,200円+税 272頁

ISBN 978-4-8234-1002-4

ひつじ書房


Edited by Kazuyo Murata


【内容】
「シリーズ 話し合い学をつくる」待望の第三巻。話し合いは合意形成のツールとして考えられがちだが、目的はそれだけなのだろうか。多領域からの研究・実践報告や議論を通して、あらためて話し合いの機能や可能性を考える。そして、人口減少や超高齢化社会を迎えるこれからの日本社会にとって、話し合いがどのように貢献ができるのかについても問い直す。執筆者:佐藤徹、田中富雄、岡本能里子、服部圭子、中川雅道、杉岡秀紀、宗田勝也、佐野亘、森本郁代、香取一昭、野村恭彦、中村香苗、村田和代

【目次】


序章 これからの話し合いを考えよう 
村田和代

第1章
「〜さんが言ったように」から始まるケアリング
―子どものための哲学の話し合いが生み出すもの
中川雅道

第2章
アクティブ・ラーニングにおける大学生の話し合いの特徴
—意見や提案の連鎖の分析から
森本郁代

第3章
会話のネットワークが未来を創る
—ワールド・カフェの魅力と成功の条件
香取一昭

第4章
渋谷をつなげる30人
—クロスセクター対話による地域イノベーション
野村恭彦

第5章
未来思考の話し合いによる市民(住民)参加の可能性と地域創生
杉岡秀紀

第6章
無作為抽出方式による市民討議会の討議の実態を探る
佐藤 徹

第7章
議会における「議論の可能性」
—三郷市自治基本条例を事例として
田中富雄

第8章
多文化社会における話し合い
—言葉とまなざしをめぐって
宗田勝也

第9章
非母語話者との話し合い訓練を通した母語話者の気づき
—「やさしい日本語」と「調整行動」の観点から
中村香苗

第10章
LINEによる話し合い
—合意形成を志向する会話におけるスタンプの機能
岡本能里子・服部圭子

第11章
話し合いにおける3つの合理性
佐野 亘

執筆者紹介


【編者紹介】

村田和代(むらた かずよ) 龍谷大学政策学部教授。
(主著・主論文) “An Empirical Cross-cultural Study of Humour in Business Meetings in New Zealand and Japan” Journal of Pragmatics 60(Elsevier、2014年)、Relational Practice in Meeting Discourse in New Zealand and Japan. (ひつじ書房、2015年)、『共生の言語学』(編著、ひつじ書房、2015年)、『雑談の美学』(共編著、ひつじ書房、2016年)


ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。
書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ