外国人の定住と日本語教育[増補版] 外国人の定住と日本語教育[増補版]
2007年10月

外国人の定住と日本語教育[増補版]

田尻英三・田中宏・吉野正・山西優二・山田泉著

四六判上製 価格2000円+消費税

ISBN978-4-89476-375-3

ひつじ書房


2008年11月26日

『外国人の定住と日本語教育』、『社会言語学』第8号の書評にて塚原信行先生に取りあげていただきました。

以下は書評の一部です。

  

『社会言語学』第8号(2008年「社会言語学」刊行会) 書評より引用

……本書は、外国人の定住という社会現象を契機に、こうした本質的な問いを突きつけられた日本語教育からの一つの答えであり、言語教育に内在する社会性や政治性を無視/軽視する姿勢への異議申し立てと捉えることもできる。

こうした異議申し立ては、社会言語学が本来的に備えている側面である(そうでない「社会言語学」も散見されるが)。その意味において、本書は、すぐれて社会言語学的な書物となっており、日本語教育関係者だけでなく、言語教育に関わる者すべてにとっての有用性を備えている。言語教育に関わる者にとっては、自らが関わる○○語教育を起点に、本書と同程度の論の広がりを視野に入れることができるのかを自問することも有益であろう。

本書の視座と水準が、「日本語教育プロパーのテーマ」と認識されること、さらに、言語教育一般における「常識」となることを望む。

(塚原信行)

  


少子化による労働力不足が喫緊問題となった今日、生活者としての日本語学習者とどう向き合っていけばよいのか?

2003年の日本語教育学会春季大会のシンポジウムを出発点とし、日本語教育と外国人の定住に関わる問題を取りあげた論考集。在日外国人の教育問題や定住権利、多文化主義における子どもの言語の発達など、論点は多岐にわたる。外国人の定住についてかかわるジャンルの専門家による、現実に起きている問題を解決するための提案の数々。2007年現在の新たな情況、文献およびWebサイトを加え、増補版とした。

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