2800円+消費税
ISBN978-4-89476-352-4
ひつじ書房
7月に刊行しました中村桃子先生の『「女ことば」はつくられる』が、本年度27回「山川菊栄記念婦人問題研究奨励金」(通称「山川菊栄賞」)を受賞し、1月27日、田町「女性と仕事の未来館」にて授賞式が開かれました。
「山川菊栄賞」についてはこちらをご覧下さい。
最初の社会主義婦人団体「赤瀾会」を結成し、日本における女性解放運動の思想的原点と呼ばれる山川菊栄の名を冠した賞を本書が受賞しました。昨年は、NHK出版から『〈性〉と日本語―ことばがつくる女と男』も刊行され、会場にはNHK出版の編集担当者が2名で!、駆けつけていました。お渡しした花は、NHK出版の担当者のアイディアでいっしょに買ったものでした。
28冊がノミネートされ、その中から3冊が選ばれ、そして『「女ことば」はつくられる』が最終的に受賞したとのこと。その多様な28冊のリストを見て、私が認識していない世の中の動きが見えるように感じました。女性研究というものは、様々なジャンルで別々に活発に行われているのだな、と驚くとともに自分の無知を知りました。