日本語とジェンダー 日本語ジェンダー学会 ひつじ書房
2006年4月
日本語とジェンダー
日本語ジェンダー学会
2400円+消費税
ISBN4-89476-274-9
ひつじ書房
要約
日本語には、「家内(女性は家にいるべきだ)」「男泣き(男は泣いてはいけない)」等、社会的・文化的な性役割(ジェンダー)が含意されている語や表現が多い。本書では、こうしたジェンダー表現を「日本語ジェンダー学会」に集う10人の研究者が、日本語の歴史や日本語学、日本文学、日本語教育、言語学等の観点から分析する。ジェンダーをことばとの関係で捉え直すための多様な道標を提示する試みである。
[執筆者]
1 日本語の男性を表す語句と表現―資料からみる日本語の変遷―
佐々木瑞枝
2 ジェンダーとポライトネス―女性は男性よりポライトなのか?―
宇佐美まゆみ
3 話しことばの終助詞の男女差の実際と意識−日本語教育での活用へ向けて− 小川早百合
4 談話ストラテジーとしてのジェンダー標示形式 因京子
5 テレビドラマと実社会における女性文末詞使用のずれにみるジェンダーフィルタ 水本光美
6 日本語教材とジェンダー 渡部孝子
7 『源氏物語』とジェンダー―「宿世」を言わぬ女君― 佐藤勢紀子
8 言語イデオロギーとしての「女ことば」―明治期「女学生ことば」の成立―
中村桃子
9 日本におけるジェンダー的価値観―ヨーロッパ人の視点から― ユディット・ヒダシ
10 日本語のジェンダー表現における「私」の揺らぎ 門倉正美
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