講座社会言語科学6 方法 講座社会言語科学6 方法 伝康晴・田中ゆかり編 ひつじ書房
2006年8月

講座社会言語科学6
方法

伝康晴田中ゆかり

3200円+消費税

ISBN4-89476-250-1

ひつじ書房


要約

 社会言語科学と言う領域は、ことばと社会に関わるさまざまな研究領域のサラダボールである。言語学、方言研究、談話分析、言語人類学、社会学などさまざまな研究分野があり、それぞれの研究方法がある。本書は、様々な研究における研究の方法にスポットをあてて、それぞれの分野の第一人者が方法について解説する。自分の研究と違う分野の研究方法について知ることは、興味深いものではないだろうか。社会言語科学に関わる研究者だけでなく、レポートや卒業論文を書く大学生にとっても有益。

[執筆者]
日高水穂  インタビューによる言語調査法
山田富秋  対話プロセスとしてのインタビュー
小林隆   方言研究法−構造から変異へ
田中ゆかり 「新規登場事象」をとらえたい−探索的調査法による多人数調査
岡隆    仮説検証的研究−探索的調査法による多人数調査
榎本美香  会話を対象とする仮説検証形実験の手法
白勢彩子  自然な場面を設定してことばを収集する方法
木村大治  フィールドにおける会話データの収録と分析
白井純子  幼児の発話資料の収録方法とその意義
小磯花絵  会話データの構築法−収録と書き起こし
串田秀也  会話分析の方法と論理
      −談話データの「質的」分析における妥当性と信頼性
伝康晴   談話データの定量的分析−タグの設計と集計

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